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カウボーイズQBプレスコットがマッカーシーHCの来季続投を支持

2024年12月04日(水) 15:39


ダラス・カウボーイズのダック・プレスコット【AP Photo/Jeffrey McWhorter】

ダラス・カウボーイズのオーナーであるジェリー・ジョーンズは先日、2024年シーズン終了後にヘッドコーチ(HC)マイク・マッカーシーと新契約を結ぶ可能性は否定できないと示唆し、一部の人々を驚かせた。

クオーターバック(QB)ダック・プレスコットはまさにそれが実現することを期待していると明言している。

現地3日(火)、プレスコットは『Yahoo! Sports(ヤフー! スポーツ)』のジョリ・エプスタインに「俺は心から彼を信じている」と語った。

「もちろん、必ずしも細かい部分に踏み込みたいわけじゃないけど、彼には間違いなくチャンスが与えられるべきだと思う。もう一度契約を結び、より大きな影響力を持ってこのチームを指導するチャンスをね。“彼の思い通りに”という言い方が適切かもしれない」

「でも、俺は心から彼を信じている」

この5シーズン、プレスコットとマッカーシーHCはそれぞれカウボーイズのクオーターバックとヘッドコーチとして、共に厳しい視線を耐え抜いてきた。

マッカーシーHCの就任初年度にあたる2020年、プレスコットは足首の骨折という悲惨な形で早々にシーズンを終えた。プレスコットは今季もハムストリングのケガで早期にシーズンを終えている。コーチの運命をフィールド上で変える力がないからこそつらい状況にあると言えるが、プレスコットはマッカーシーHCとの時間がこのような形で終わらないことを期待している。

「自分のコーチが契約最終年を迎えているように見えるし、この状況で彼を助けられないことに無力感を感じている。ものすごく信じていて、ヘッドコーチとして信頼している人だからなおさらね。自分がコントロールできることをコントロールし、マイクをできる限りサポートしていきたい」とプレスコットは語った。

手術で治療した脚に大きな装具をつけ、サイドラインやブースからカウボーイズの試合を観戦せざるを得ない状況のプレスコットは、マッカーシーHCを苦境から救うためにできる限りのことをしている。

プレスコットとマッカーシーHCは共に、2021年から2023年にかけて3年連続でレギュラーシーズンを12勝5敗という好成績で終えることに貢献したものの、ポストシーズンの成績は1勝3敗にとどまった。その中で最も痛手となったのは、昨シーズンのワイルドカードラウンドでマッカーシーHCの元所属先であるグリーンベイ・パッカーズにまさかの敗北を喫した試合だ。

解任されるのではないかという憶測が飛び交ったが、マッカーシーHCは契約最終年にあたる2024年も引き続き指揮を執っている。

2020年、プレスコットの出場は5試合にとどまった。プレスコットが素晴らしい活躍を見せたそれらの試合でカウボーイズは2勝3敗の成績を収めている。今年、カウボーイズは当時よりも優れた3勝2敗という成績でシーズンをスタートさせたが、その後に暗礁に乗り上げて5連敗を喫した。

カウボーイズが5勝7敗と苦戦している理由については延々と議論できるだろう。カウボーイズではプレスコットだけではなく、ラインバッカー(LB)マイカ・パーソンズやコーナーバック(CB)ダロン・ブランド、ディフェンシブエンド(DE)デマーカス・ローレンスも深刻なケガに見舞われてきた。カウボーイズはこのオフシーズンにロースターの再編成をほとんど行っていない。そして、当然のようにマッカーシーHCには多くの批判が投げかけられている。

現在2連勝中のカウボーイズは現地9日(月)夜に、自分たちと同様に精彩を欠いているシンシナティ・ベンガルズと対戦する予定だ。カウボーイズはプレーオフ進出の可能性がまだあると信じている。

ジョーンズはシーズン中のコーチ変更には反対という立場を貫いているため、月曜日やそれ以降の試合の結果にかかわらず、マッカーシーHCは多くのことを証明する必要がある中で、2024年シーズンの最後まで現在の地位にとどまる見込みだ。

プレスコットは復帰を果たす2025年に目を向けつつ、同じプレーコーラーおよびヘッドコーチと共に新しいシーズンを迎えたいという望みを明らかにしている。

【RA】