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脳しんとうを起こしたジャガーズQBローレンスがIR入り

2024年12月05日(木) 08:31


ジャクソンビル・ジャガーズのトレバー・ローレンス【AP Photo/John Raoux】

現地4日(水)、ジャクソンビル・ジャガーズがシーズン第13週に敗れたヒューストン・テキサンズ戦で脳しんとうを起こしたクオーターバック(QB)トレバー・ローレンスを故障者リザーブ(IR)に登録した。

ローレンスは日曜日の試合の前半に左方向に動きながらスライディングしようとした際、前腕を伸ばしたテキサンズのラインバッカー(LB)アジーズ・アル・シャイアから体当たりされ、頭部にイリーガルヒットを受けたことで負傷。その直後、ローレンスは脳しんとうの症状であるフェンシングポジションに陥り、ゴルフカートに乗せられてフィールドを後にした。

アル・シャイアは即座に反則をとられて退場となったが、その前に複数のジャガーズ選手がローレンスを擁護するために駆け寄ってフィールド上で乱闘騒ぎが発生し、ジャガーズのコーナーバック(CB)ジャリアン・ジョーンズも退場を言い渡された。

その後、アル・シャイアはイリーガルヒットによってNFLから3試合の出場停止処分を受けている。NFLフットボール運営部門副社長のジョン・ランヤンはそのヒットを「容認できず、プレー規則に対する重大な違反」と説明した。

IRに登録されたことで、ローレンスの2024年シーズンは終了したも同然だ。ローレンスは少なくとも4試合の欠場を余儀なくされる。残り5試合しかない上に、2勝10敗のジャガーズがAFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)南地区の最下位になる可能性が高い中で、ローレンスが今季中に復帰する動機はほとんどないと言えよう。

ローレンスはケガが相次いだ今シーズン(左肩のケガで2試合を欠場)にパス成功率60.6%、2,045ヤード、タッチダウン11回、インターセプト7回を記録した。

日曜日の試合では、かつてドラフト1巡目指名を受けたQBマック・ジョーンズがローレンスの代わりを務め、パス32回中20回成功で235ヤード、タッチダウン2回をマーク。ジョーンズは残りの試合でも先発の役割を担うことになるだろう。

【RA】