イーグルスTEゴーダートは週ごとの観察、IR登録については未定
2024年12月05日(木) 10:10クオーターバック(QB)ジェイレン・ハーツがまた1つターゲットを失うことになりそうだ。
現地1日(日)に24対19で勝利したボルティモア・レイブンズ戦で膝を負傷したフィラデルフィア・イーグルスのタイトエンド(TE)ダラス・ゴーダートが週ごとの観察とされていると『NFL Network(NFLネットワーク)』のトム・ペリセロが火曜日に『NFL Fantasy Live(NFLファンタジー・ライブ)』で伝えた。ペリセロによると、ゴーダートのケガはシーズン終了につながるものではないものの、短期間にわたって故障者リザーブ(IR)に登録するかどうかはまだ決定されていないという。ゴーダートは次の日曜日に行われるカロライナ・パンサーズ戦には出場しない見込みだとペリセロはつけ加えた。
ゴーダートはこれまでと同様に、今シーズンもイーグルスのパスプレーを補完する重要な存在となっており、レシーブ38回、441ヤード、タッチダウン2回を記録している。タッチダウンはいずれも、ハムストリングの負傷でシーズン第7週から第9週の3試合を欠場した後、復帰した過去1カ月間に決めたものだ。
ゴーダートが欠場する間はTEグラント・カルカテラが代役を務め、キャリアハイとなるキャッチ17回、216ヤードという記録をさらに伸ばすことを目指すだろう。
イーグルスはゴーダートが2度目の離脱をするタイミングでワイドレシーバー(WR)デボンタ・スミスが復帰することを期待している。ゴーダートと同じく3試合を逃してきたスミスは、直近の2試合をハムストリングの問題で欠場しており、先週は制限付きで2回の練習に参加し、レイブンズ戦出場を試みたが、最終的には出場しなかった。
WRのA.J.ブラウンもシーズン第2週から第4週にかけて3試合を欠場しており、イーグルスのパスキャッチ陣では今季、健康な選手と負傷した選手が交代するような状況が続いている。
その結果、パスオフェンスでは28位に沈んでいるが、ランニングバック(RB)セイクワン・バークリーがバックフィールドで爆発力を発揮し、ハーツが司令塔としてチームをしっかりと指揮しているおかげで、復活を遂げたイーグルスは8連勝を収めて10勝2敗の成績を残している。これは、2023年シーズン終盤に崩壊したチームにとって喜ばしい状況だと言えよう。
ゴーダートを欠く中でシーズン第14週にパンサーズを下せば、イーグルスは残りの4試合でNFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)東地区でのリードを3試合に広げるチャンスを得る。
その後、週ごとの観察となるゴーダートの状態には注目が集まるだろう。イーグルスはピッツバーグ・スティーラーズ、ワシントン・コマンダース、ダラス・カウボーイズ、ニューヨーク・ジャイアンツとの対戦でレギュラーシーズンを締めくくる予定だ。
【RA】