ブロンコスとWRサットンが4年136億円の契約延長に合意
2025年07月29日(火) 08:37
デンバー・ブロンコスがトレーニングキャンプの初期段階でワイドレシーバー(WR)コートランド・サットンと長期の契約延長に合意した。
現地28日(月)、ブロンコスとサットンが4年9,200万ドル(約136億7,069万円)の契約延長に合意したと『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポート、トム・ペリセロ、マイク・ガラフォロが状況を知る人物の話をもとに報じている。
10月に30歳になるサットンは2024年に再編された契約の最終年を迎え、基本給として1,350万ドル(約20億0,603万円)を受け取ることになっていた。昨季に復調を果たしたことでサットンと長期契約を結ぶことに自信を持っていたブロンコスは、シーズン開幕前に契約をまとめている。
今回の契約により、サットンの年平均額は1,375万ドル(約20億4,317万円)から2,300万ドル(約34億1,767万円)へと大幅に増加するが、近年契約金が急騰しているポジションとしては、チームの財政を過度に圧迫しない内容となっている。サットンはこの契約でテネシー・タイタンズのWRカルビン・リドリーと並び、ワイドレシーバーの年平均額ランキングで18位タイとなった。
2024年、サットンは自己最多となる81回のキャッチで1,081ヤード、タッチダウン8回を記録。飛躍を遂げてプロボウルに選出された2019年以降で初めて1,000ヤード超えを達成した年となった。2020年シーズン初戦でACL(前十字靭帯/ぜんじゅうじじんたい)を断裂し、その歩みは大きく妨げられたものの、ヘッドコーチ(HC)ショーン・ペイトンのオフェンスでエースレシーバーとして再び軌道に乗ってきている。
サットンはクオーターバック(QB)ボー・ニックスがサイドラインで頼りにできるパスキャッチャーとして存在感を示している。一方、2025年シーズンを迎えるにあたり、他のレシーバーの序列は不透明な状況となっており、マーヴィン・ミムスJr.やトロイ・フランクリン、デヴォーン・ベレ、フリーエージェント(FA)として加入したトレント・シェフィールドが出場機会を争っているところだ。新人WRパット・ブライアントは未知数の存在で、ペイトンHCは彼をマイケル・トーマスに例えている。
サットンが2025年シーズン終了後もチームにとどまることは、ニックスが成長するための土台を築くことにもなる。
【RA】