ニュース

ポリネシアン・フットボール殿堂が2025年度クラスを発表

2024年12月05日(木) 13:14


NFLロゴ【NFL】

現地4日(水)、ポリネシアン・フットボールの殿堂が2025年の殿堂入りメンバーとしてクリス・ケモエトゥ、ジム・ニコルソン、カラニ・シタケの3名を発表した。

トンガ人の血を引くケモエトゥは、ピッツバーグ・スティーラーズで7年間にわたり活躍し、スーパーボウルで2度の優勝を果たしている。ユタ大学でプレーしていた際にはファーストチーム・オールアメリカンに選出された経歴を持つ。

ニコルソンはサモア人の血を引き、ミシガン州立大学でプレーした後、カンザスシティ・チーフスとサンフランシスコ・49ersで8シーズンにわたり活躍している。

トンガ人の血を引くシタケは現在ブリガムヤング大学(BYU)のヘッドコーチを務めている。2020年にはチームを11勝1敗に導き、最終ランキングで1996年以来となる最高の11位にランクインする実績を残した。この功績により、カレッジフットボールの年間最優秀コーチ賞のファイナリストにも選ばれている。シタケは2015年の就任時、トンガにルーツを持つ人物として初めてFBS(フットボール・ボウル・サブディビジョン)のヘッドコーチとなった。

ポリネシアン・フットボールの殿堂の会長兼共同創設者であり、自身も殿堂入りを果たしているジェシー・サポールは次のようにコメントしている。

「ポリネシアン・フットボール殿堂を代表して、2025年度のクラスを称えることができるのを大変光栄に思う。彼らはポリネシアの精神を体現し、フットボール界に不朽の足跡を刻んだ存在だ。彼らの素晴らしい功績を1月にハワイで祝える日を心待ちにしている」

2025年の殿堂入りメンバーは、2025年1月17日から19日に開催されるポリネシアン・フットボール殿堂入りの週末に正式に表彰される。このイベントの一環としてポリネシアンボウル、殿堂入り式典、祝賀ディナーが予定されている。

今回の殿堂入りメンバーは、100名を超える候補者と8名のファイナリストの中から選ばれた。選考はポリネシアン・フットボール殿堂選考委員会によって行われ、委員会には元NFL選手で初代殿堂入りメンバーのジャック・トンプソン(委員長)、元コーチのディック・ヴァーメイルやロン・マクブライド、元NFLオールプロ選手で初代殿堂入りメンバーのオリン・クルーツ、NFL選手会(NFLPA)元会長で初代殿堂入りメンバーのケビン・マワエ、元NFL選手で2015年殿堂入りのレイ・シェーンケ、『ESPN』の元スポーツキャスターのニール・エベレット、『NFL Network(NFLネットワーク)』のチーフナショナルリポーターであるスティーブ・ワイチらが名を連ねている。さらに、存命の殿堂入りメンバー全員による投票も行われた。

【R】