2024年ウォルター・ペイトンNFLマン・オブ・ザ・イヤーの候補者が明らかに
2024年12月06日(金) 13:57NFLは現地5日(火)に『Nationwide(ネーションワイド)』が協賛するウォルター・ペイトンNFLマン・オブ・ザ・イヤーの候補者32名を発表した。同賞は、フィールド上での優れた活躍だけでなく、フィールド外での社会貢献にも尽力する選手を称える、リーグ最高の栄誉とされている。
NFLコミッショナーのロジャー・グッデルは、「ウォルター・ペイトンNFLマン・オブ・ザ・イヤー賞は、フィールド上での卓越したパフォーマンとフィールド外での思いやりを体現したウォルターのレガシーを称えるものだ」と述べた。
「この賞はリーグで最も名誉ある賞であり、それぞれのコミュニティに日々ポジティブな影響を与えている32名の選手を称えることを誇りに思う」
今年の候補者は以下の通り。
チーム | 選手 |
アリゾナ・カーディナルス | トレイ・マクブライド |
アトランタ・ファルコンズ | グレイディー・ジャレット |
ボルティモア・レイブンズ | ロクアン・スミス |
バッファロー・ビルズ | ディオン・ドーキンズ |
カロライナ・パンサーズ | アダム・シーレン |
シカゴ・ベアーズ | アンドリュー・ビリングス |
シンシナティ・ベンガルズ | オーランド・ブラウン |
クリーブランド・ブラウンズ | デンゼル・ウォード |
ダラス・カウボーイズ | ザック・マーティン |
デンバー・ブロンコス | アレックス・シングルトン |
デトロイト・ライオンズ | ジャレッド・ゴフ |
グリーンベイ・パッカーズ | ケニー・クラーク |
ヒューストン・テキサンズ | ジェイレン・ピートリ |
インディアナポリス・コルツ | ケニー・ムーア |
ジャクソンビル・ジャガーズ | アリク・アームステッド |
カンザスシティ・チーフス | トラビス・ケルシー |
ラスベガス・レイダース | マックス・クロスビー |
ロサンゼルス・チャージャーズ | キャメロン・ディッカー |
ロサンゼルス・ラムズ | カイレン・ウィリアムズ |
マイアミ・ドルフィンズ | アレク・インゴールド |
ミネソタ・バイキングス | C.J.ハム |
ニューイングランド・ペイトリオッツ | ディートリッチ・ワイズ |
ニューオーリンズ・セインツ | キャメロン・ジョーダン |
ニューヨーク・ジャイアンツ | ダリウス・スレイトン |
ニューヨーク・ジェッツ | ソロモン・トーマス |
フィラデルフィア・イーグルス | ブランドン・グラハム |
ピッツバーグ・スティーラーズ | ラリー・オーガンジョビー |
サンフランシスコ・49ers | カーティス・ロビンソン |
シアトル・シーホークス | ウチェナ・ヌウォス |
タンパベイ・バッカニアーズ | マイク・エバンス |
テネシー・タイタンズ | ジェフェリー・シモンズ |
ワシントン・コマンダース | ボビー・ワグナー |
32名のノミネート選手たちは、ニューオーリンズで開催される第59回スーパーボウルまでの1週間にその功績を称えられる。2024年のウォルター・ペイトンNFLマン・オブ・ザ・イヤー賞の受賞者は、2月6日(木)に『NFL Network(NFLネットワーク)』および『FOX』で全国放送されるプライムタイムの特別番組『NFL Honors(NFLオナーズ)』で発表される予定だ。
今年のノミネート選手たちは、フィールド外での活動にも力を注ぎ、若者に健康的なライフスタイルを促進する活動や、恵まれない地域社会を支援する取り組みなど、幅広いイニシアチブを展開している。各候補者には最大5万5,000ドル(約825万円)、受賞者には最大26万5,000ドル(約3,976万円)が授与され、選手は自分が選んだ慈善事業に寄付することができる。すべての寄付はNFL基金とネーションワイドによって提供される。
今年もファンはネーションワイドが毎年行っている“Charity Challenge(チャリティー・チャレンジ)”に参加することができる。チャリティー・チャレンジは、ファンがお気に入りの候補者を応援するためのソーシャルメディアおよびオンラインのコンテストだ。ファンは『X(旧Twitter/ツイッター)』で#WPMOYChallengeというハッシュタグと共に、候補者のラストネームあるいは公式アカウントのユーザー名を投稿するか、NFL.com/ManOfTheYear(リンク先は英語のみ)で直接投票することができる。投票数が最も多かった選手にはネーションワイドから3万5,000ドル(約524万円)が追加で授与され、慈善団体に寄付することができる。2位の選手には1万ドル(約150万円)、3位の選手には5,000ドル(約75万円)が贈られる。チャリティー・チャレンジの投票期間は、現地12月5日(木)から2025年1月6日(月)までとなる。
ネーションワイドの取締役副社長(EVP)兼最高マーケティング責任者であるラモン・ジョーンズは、次のようにコメントしている。
「ウォルター・ペイトンNFLマン・オブ・ザ・イヤー賞の協賛パートナーとして、ネーションワイドは今年の素晴らしいノミネート選手たちを称えることができて光栄だ。彼らの地域社会への揺るぎない貢献は卓越しており、フットボール選手の枠を遥かに超えている。ネーションワイドは彼らの活動を支援し、その影響力をさらに高めていきたいと考えている」
1970年に創設されたこの賞は、1999年に殿堂入りを果たしたシカゴ・ベアーズの伝説的な選手である故ウォルター・ペイトンを称えて改名された。これまでに57名の選手が受賞しており、昨年受賞したピッツバーグ・スティーラーズのディフェンシブタックル(DT)キャメロン・ヘイワード、ダラス・カウボーイズのクオーターバック(QB)ダック・プレスコット、スティーラーズQBのラッセル・ウィルソン、マイアミ・ドルフィンズのDTカライス・キャンベルの4名は現役選手だ。試合や地域社会に多大な貢献をしたことを称えるために、受賞者たちはシーズンを通してマン・オブ・ザ・イヤーのワッペンをジャージーにつけている。
今年度の候補選手たちは、シーズン第14週からシーズン終了までヘルメットに特別なマン・オブ・ザ・イヤーのステッカーを貼り、その功績が称えられる。また、一部のスタジアムには、NFLマン・オブ・ザ・イヤーのトロフィーのシルエットがあしらわれたゴールポストラップが設置される。
今年から新たに、NFL、ネーションワイド、そして『Omaha Productions(オマハ・プロダクションズ)』が共同で、ノミネート選手たちのフィールド外での活動に焦点を当てた1時間の特別番組を制作する。この番組は東部時間12月24日(火)18時に『ESPN』で放送され、クロスビー、アームステッド、トーマス、ワグナーをはじめとする今年の候補者数名が出演する予定だ。
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