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NFLがブラウンズQBワトソンに対する性的暴行疑惑の調査を終了

2024年12月08日(日) 09:56


クリーブランド・ブラウンズのデショーン・ワトソン【AP Photo/Matt Rourke, File】

NFLがクリーブランド・ブラウンズのクオーターバック(QB)デショーン・ワトソンに対する性的暴行疑惑の調査を終了した。

リーグは数カ月にわたりこの件を調査し、ワトソンに処分を下すべきかどうかを判断しようとしてきた。

リーグのスポークスマンであるブライアン・マッカーシーは現地6日(金)に『Associated Press(AP通信)』あてのメールで「この件は終了した。個人行動規範違反を裏付ける十分な証拠はなかった」と述べている。

2022年に11試合の出場停止処分を受けたワトソンは、今年9月にもテキサス州で女性から暴行容疑で訴えられた。両者が内容非公開の合意に至る前に、原告の女性は100万ドル(約1億4,997万円)以上の賠償を求めていた。

ワトソンは自身の弁護士であるラスティ・ハーディンを通じてこの疑惑を強く否定。10月にシーズン終了につながるアキレス腱(けん)断裂に見舞われた29歳のワトソンは、来季での復帰を目指してリハビリを続けている。

ブラウンズはワトソンと完全保証の2億3,000万ドル(約344億9,425万円)の契約を結んだが、それは裏目に出ており、ワトソンに今後の2シーズンで4,600万ドル(約68億9,885万円)ずつ支払う義務を負っている。ワトソンは出場停止処分とケガの影響でこの3シーズンでわずか19試合しか出場していない。


記事提供:『The Associated Press(AP通信)』


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