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「少しフラストレーションを感じている」と49ersのWRディーボ・サミュエル

2024年12月12日(木) 15:10


サンフランシスコ・49ersのディーボ・サミュエル【AP Photo/Abbie Parr】

サンフランシスコ・49ersのワイドレシーバー(WR)ディーボ・サミュエルは先日、自身の起用法への不満をソーシャルメディアに投稿した。その後に投稿は削除したが、現地10日(火)には改めてその思いを口頭で語った。

「不調なんかじゃない。ただボールが回ってきていないだけだ!!!」という削除済みの投稿について問われたサミュエルは、「読んだ通りさ。少しフラストレーションを感じているのは確かだ」とコメントした。

その不満の原因は、過去4試合にわたる生産性の低下にある。この期間中、サミュエルはスクリメージヤードで一度も35ヤードを超えることができていない。

今シーズン、サミュエルの1試合平均のスクリメージタッチ数は6.0回と、2021年から2023年の平均7.5回を下回っている。また、1タッチ当たりのスクリメージヤードは9.0ヤードで、10ヤードを下回るシーズンは2022年の8.8ヤード以来2度目となる。

サミュエルと49ersのヘッドコーチ(HC)カイル・シャナハンは、起用法について日々話し合っているという。シャナハンHCはその詳細をチーム内でとどめておきたいとしながらも、サミュエルの気持ちを理解していると語った。

チームの公式サイトによると、シャナハンHCは「ディーボとは毎日話している。彼の発言も理解できる」と話しているという。

「ディーボはチームに貢献したいと思っている。そして、そのためにはボールをもっと持たなければならない。われわれも彼にもっとボールを渡したいと思っているし、引き続きそのために努力するつもりだ」

「物事をチーム内で留めたいのは当然だ。それが、私がソーシャルメディアに関わらない理由でもある。自分について書かれたことをいつも目にしていたら、感情に振り回されて、つい何かを投稿してしまうかもしれないからね。ただ、それがチーム内で混乱を引き起こすかというと、そんなことはない。こうして初めてこの場で話しているように、時には質問に答える必要があるだけだ。ディーボとは毎日会って話している。私からのアドバイスは、外部の声にフラストレーションを感じないことだ。それに反応することは何の助けにもならない。むしろ悪影響を及ぼすことがほとんどだ。われわれの関係やチームに関して言えば、もう済んだ話だ」

49ersの2024年シーズンも“済んだ話”とならないため、チームサーズデイナイトのロサンゼルス・ラムズ戦で勝利を収める必要がある。

【R】