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ビル・ベリチックがノースカロライナ大学で就任会見

2024年12月13日(金) 16:32


ビル・ベリチック【AP Photo/Ben McKeown】

ビル・ベリチックがNFLからカレッジへの転身を正式なものとした。ベリチックはノースカロライナ大学のヘッドコーチ(HC)に就任する。

ヘッドコーチとして6つのスーパーボウルリングを獲得したベリチックは、やることはすべてやりきったように見えている。しかし、多くの人々にとって驚くべきことに、ベリチックの“やることリスト”の最上部には、「カレッジでも実力を証明すること」がまだ残っていたようだ。

ベリチックは木曜日に実施された就任記者会見で「私はずっと、カレッジフットボールでコーチをやりたいと思っていた。ただうまく実現しなかっただけだ」と話している。

「NFLでは何年かの良い年を過ごしたので、そこは良かった。だが、今回のことは、夢が実現したような部分がある」

フットボール一家に生まれたベリチックには、ノースカロライナ大学(UNC)ターヒールズとのつながりもある。故人であるベリチックの父スティーブが、1950年代にUNCでアシスタントを務めていたのだ。

「スタッフについては、われわれが雇用できるかぎりの最高のコーチ陣を起用する。このプログラムの力になるために、私にできるすべてをやりたいし、できるかぎり強くしたい。だからこそ、できるだけ最高の人物を雇うつもりだ」と語るベリチック。

つまり、ベリチックがNFLの経験を持つスタッフを雇う可能性もあるということだ。ベリチックはすでに、ニューイングランド・ペイトリオッツ時代のスタッフだったマイク・ロンバルディをジェネラルマネジャーとしてチャペルヒルに連れてきた。ベリチックは木曜日に、暫定HCのフレディ・キッチンズ(元クリーブランド・ブラウンズHC)をスタッフとしてとどめるとも語っている。ノースカロライナにやってくるのは彼らだけではないと思っておいた方が安全だろう。

「すでにたくさんの人から連絡をもらっている。もちろん、スタッフの中でNFL勢の存在も大きくなるだろう。それは確かだと思うし、スタッフだけではなく、トレーニングの部分でも同様だ。同時に、獲得できる限りでカロライナにとってベストな人材も探している。そういったフィットの部分は、NFLチームとは少し違いがあると思うが、それはこれから見ていく」

72歳のベリチックはカレッジフットボールで最も年長のコーチになる。しかし、NFL時代の元アシスタント――アラバマ大学の伝説的なコーチ、ニック・セイバン――とは異なり、ベリチックには近い内に引退するつもりはない。それはNFLでの仕事についても同じことで、ベリチックは報道陣に「私は退くためにここに来たのではない」と話している。

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