ニュース

レイダースDEクロスビーがシーズン終了、足首の手術へ

2024年12月15日(日) 11:00


ラスベガス・レイダースのマックス・クロスビー【Kevin Sabitus via AP】

精彩を欠くシーズンを過ごしてきたラスベガス・レイダースが、残りの試合でスターパスラッシャーを欠くことになった。

プロボウルに3度選出された経歴を持つディフェンシブエンド(DE)マックス・クロスビーが現地14日(土)に『Instagram(インスタグラム)』で、負傷した足首に手術が必要になり、残りの試合を欠場することになったと発表。

クロスビーの投稿には「こういうことを書くのはつらいけど、今シーズンの残りは出場しない」とつづられている。

「同じ足首を痛めたのは今年2回目で、今度は手術が必要だ。仲間たちと戦えないこと、ファンのために戦えないことはつらいけど、すべてのことには理由があると信じている。このゲームに対する自分のプロセス、アプローチ、規律に後悔は一切ない」

月曜日に行われるアトランタ・ファルコンズ戦に向けてすでに除外とされていたクロスビーは、足および足首の専門医であるロバート・アンダーソン医師の診察を受ける予定だと、『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが報じている。

手術を受けるという決断によって、クロスビーの厳しいシーズンは幕を閉じる。クロスビーはいつも通り素晴らしいプレーを見せていたが、2勝11敗のレイダースはあと4試合を控える中ですでに2022年シーズンの敗北数に並んでおり、過去10年で最悪のシーズンと同じ敗北数に達するまであと1敗となっている。

クロスビーは自分の役割を果たしてきた。サック数はチーム内2位の選手の倍以上となる7.5回を記録し、タックルフォーロス(17回)ではNFLでトップタイにつけている。しかし、多くの試合に向けて故障者報告に載せられ、足首の問題と戦い続けてきたことが影響を及ぼしており、手術を受ける決断と、過去6試合でサックがたった1回にとどまったことがその証拠となっている。

『Over The Cap(オーバー・ザ・キャップ)』によると、レイダースの中でも特に優れた選手であるクロスビーは、2025年以降の契約に保証金がなく、来季のキャップナンバーは2,820万ドル(約43億3,899万円)になる見込みだという。

負け越したシーズンでも、報酬に見合った価値を証明してきたクロスビーは、手術というハードルを乗り越えた後も、引き続きそれができると確信しているようだ。

クロスビーはインスタグラムへの投稿で「この手術を受けて、毎日偉大になるために戦い続け、最高の自分を取り戻すつもりだ」と続けている。

「自分が1スナップごとに試合を変え、このポジションの見られ方を変えると心の底から信じている。もし俺を信じていないなら、疑いがあるなら、落ち着く必要があると思うなら、それでいい・・・ただ、俺を見ておけ」

【RA】