足首負傷のチーフスQBマホームズは週ごとの観察、X線検査では異常なし
2024年12月16日(月) 08:49カンザスシティ・チーフスのクオーターバック(QB)パトリック・マホームズが現地15日(日)に21対7で勝利したクリーブランド・ブラウンズ戦で見舞われた足首のケガにより、週ごとの観察となると『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが情報筋の話をもとに報じた。
X線検査では異常が見られなかったものの、月曜日にさらなる検査が行われ、詳細な情報が発表される予定だとラポポートはつけ加えている。
日曜日の試合を終えた後、ヘッドコーチ(HC)アンディ・リードも同じようなことを述べた。
「パトリックは右足首を痛めている。骨折はしていないが、痛めている」と明かしたリードHCは「これからリハビリを始める予定で、あとはその後の経過を見守るしかない」とつけ加えている。
マホームズは第4クオーター残り8分の場面で負傷。インコンプリートとなったパスを放った直後に複数のブラウンズのディフェンダーに高い位置と低い位置から次々とヒットを受け、足を引きずりながらその場を後にした。
「プレーを成立させようとしていた」とマホームズは振り返っている。
「ボールを投げたときにヒットされた。まだその様子を見ていないけど、後ろからも誰かにヒットされたような感覚があって、そのせいで巻き込まれる形になった。フットボールではよくあることだ。態勢を立て直そうとしたけど、明らかにちょっと痛かった。これからリハビリに取り組んで、来週に向けて準備を整えたいと思う」
「パトリック・マホームズはカートに乗って離れる前に、自分の足でロッカールームから出て行った」
Patrick Mahomes walked out of the locker room on his own, before leaving on a cart. pic.twitter.com/1NPp0bObiz
— Sam McDowell (@SamMcDowell11) December 15, 2024
マホームズはチームメイトの助けを借り、足を引きずりながらフィールドを後にしており、サイドラインでは左足首にテーピングを施す姿が見られている。チームはマホームズの復帰をクエッショナブルとしていたが、ベテランQBカーソン・ウェンツがチーフスの司令塔として試合を締めくくった。
21対7でリードしている状態で退場したマホームズは、必要であれば試合に戻ることができたと感じていたと話している。
マホームズは足首について「今は何とも言えない。もちろん、まだアドレナリンが出ている」とコメント。
「大抵、状態がよく分かるのは次の日だ。今回と違う状況だったら、最後まで出場することができていたと思う。でも、カーソンに出てもらうのが賢明な判断だと思った。彼にはたくさんの試合に出た経験があるし、しっかりと試合を終わらせてくれた」
マホームズは退場前にパス38回中19回成功、159ヤード、タッチダウン2回を記録。レフトタックル(LT)D.J.ハンフリーズがケガで欠場する中、オフェンシブラインが変更された状態でプレーしたマホームズは、サックこそされなかったものの、12回のQBヒットを浴びた。
チーフスは準備期間が通常よりも短い状態でシーズン第16週と第17週の試合に臨まなければならないため、マホームズの足首の状態には注目が集まるだろう。
チーフスは12月21日(土)【日本時間22日(日)】にヒューストン・テキサンズを迎え撃った後、12月25日(水)【同26日(木)】に敵地に赴いてピッツバーグ・スティーラーズと対戦する予定だ。
【RA】