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ドルフィンズWRデュボーズがテキサンズ戦で頭部負傷、ヒューストン近郊の病院に一晩入院

2024年12月16日(月) 09:29


マイアミ・ドルフィンズのグラント・デュボーズ【Cooper Neill via AP】

現地15日(日)に行われたヒューストン・テキサンズ戦で、ヘルメット同士でぶつかった後に担架に乗せられてフィールドを後にしたマイアミ・ドルフィンズのワイドレシーバー(WR)グラント・デュボーズが、さらなる検査を受けるためにヒューストン近郊の病院に一晩入院することになった。

デュボーズは第3クオーターにキャッチを試みた際にテキサンズの新人セーフティ(S)ケイレン・ブロックから頭部にヒットを食らった後、頭を激しく地面に打ちつけた。ヒットを受けた後、両拳を握りしめるような動作――外傷性脳損傷の後によく見られる“フェンシング反応”と呼ばれる動きと一致している――を見せたデュボーズは、医療スタッフが駆け寄るまでその場から動かなかった。

デュボーズは頭部の負傷で試合から除外されている。チームによると、デュボーズは検査を受けるためにヒューストン近郊の病院に搬送され、状態は安定しているとのこと。ヘッドコーチ(HC)マイク・マクダニエルは20対12で試合に敗れた後、デュボーズの状態について前向きな報告を受けていると報道陣に明かした。

ブロックはそのプレーで無防備なレシーバーに対する不必要なラフネスでフラッグを受けている。

緊急医療スタッフによる手当てを受けながら、デュボーズは10分以上フィールドにとどまっていた。両チームの選手が心配そうに見守る中、デュボーズのジャージーは切り裂いて取り除かれ、首には固定具が装着されている。

デュボーズが倒れている間、ドルフィンズの選手たちは彼から離れ、円陣を組んでひざまずき、祈りを捧げているように見えた。また、デュボーズがまだフィールドにいる間にマクダニエルHCとテキサンズのデミコ・ライアンズHCが抱き合う場面もあった。

最終的にデュボーズは腕と足を固定するスパインボードに乗せられ、フィールドから運び出されている。口にはチューブのようなものが入れられ、フィールドを離れる際には一切の動きが見られなかった。

昨年のドラフト7巡目で指名されたデュボーズは、今季序盤に肩を負傷した後、日曜日に復帰を果たした。

【RA】