シアトル・シーホークスのクオーターバック（QB）ジーノ・スミスが現地15日（日）の夜に行われたグリーンベイ・パッカーズ戦の後半で膝を負傷し、試合に戻ってこなかった。

スミスは第3クオーターのシーホークスの2回目のポゼッションで、パスを試みた際にパッカーズのラインバッカー（LB）エドジェリン・クーパーに低いところからヒットされて倒れた。芝の上で苦しむ様子を見せていたスミスに代わって、ベテランのサム・ハウエルがセンターの後ろに立っている。

『NBC』の放送に、スミスがさらなる診断を受けるためにロッカールームに下がる姿が捉えられた。その後、スミスは、右膝を覆われた姿でサイドラインに戻り、ベンチに座っている。

試合に敗れた後、シーホークスのヘッドコーチ（HC）マイク・マクドナルドは報道陣に、スミスの膝には構造上の問題は起きていないものの、ケガの程度ははっきりしていないとコメント。スミスは月曜日にさらなる診断を受ける予定だという。

スミスについて「この選手は私が見てきた中で、おそらく最もタフな選手の1人だ」と言うマクドナルドHCは次のように続けた。

「試合に戻れないほどのケガではあった。明日にあらゆる検査を行い、どうするか判断していく。現段階では、構造的には問題なさそうだ。画像診断などを行っていく」

負傷したときまでに、スミスはパス19回中15回成功、149ヤードをマークする一方、レッドゾーンでの手痛いインターセプトも喫している。

マクドナルドHCによれば、スミスは試合復帰を望んでいたものの、すぐに“彼は行ける状態じゃない”と判断されたという。

日曜日に敗北したことでシーホークスの今季戦績は8勝6敗になり、NFC（ナショナル・フットボール・カンファレンス）西地区でロザンゼルス・ラムズと首位タイという状況にある。シーホークスのプレーオフ出場については、スミスの健康状態が重要になってくるだろう。『Next Gen Stats（ネクスト・ジェン・スタッツ）』によれば、シーホークスのプレーオフ出場可能性は日曜日に37％に落ちたという。

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