49ersがラムズ戦への出場を拒否したLBキャンベルに3試合の出場停止処分
2024年12月17日(火) 10:57ラインバッカー(LB)デボンドレ・キャンベルはサンフランシスコ・49ersでのキャリアを出場停止リストで終えることになった。
『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが現地16日(月)に状況を知る人物の話をもとに、49ersが木曜夜に敗れたロサンゼルス・ラムズ戦への出場を拒否したキャンベルに3試合の出場停止処分を科し、今季を終了させる予定だと報じた。
その後、チームはキャンベルの出場停止処分を正式に発表。ジェネラルマネジャー(GM)ジョン・リンチによると、キャンベルの処分は“チームにとって有害な行為によるもの”だという。
ヘッドコーチ(HC)カイル・シャナハンはキャンベルの今後について何らかの措置が取られることを示唆し、金曜日にはキャンベルの行動は「チームに対してしていい行動ではない」と述べていた。
厳密に言えば、49ersはまだプレーオフ争いから脱落していないが、『Next Gen Stats(ネクスト・ジェン・スタッツ)』のモデルによると、その可能性は1%未満(1万回のシミュレーション中2回)だという。したがって、キャンベルはチームから放出されることなく、3試合の出場停止処分によって49ersでのキャリアを終えることになる。
キャンベルはスーパーボウルでアキレス腱(けん)を断裂してリハビリに取り組んでいたLBドレイ・グリーンローの代役として、オフシーズンに49ersと1年500万ドル(約7億7,056万円)の契約を締結。グリーンローがシーズン第15週に復帰したことでキャンベルは降格され、その結果、出場を拒否する事態となった。
キャンベルをレギュラーシーズン最後の3試合で出場停止にすることで、49ersはキャンベルをウェイバーにかける必要がなくなる。ウェイバーにかけられた場合、キャンベルは他チームに移籍することが可能だ。また、49ersは最後の3試合分の給料も支払わずに済む。
【RA】