スティーラーズ戦がヒギンズ&チェイスとの最後の試合にならないことを願うベンガルズQBバロウ
2025年01月05日(日) 06:57シンシナティ・ベンガルズのクオーターバック(QB)ジョー・バロウは先週、ワイドレシーバー(WR)ティー・ヒギンズを引き止める道を見つけるよう懇願する明確なメッセージをフロントオフィスに送った。
バロウは報道陣に対し、「素晴らしい選手を手放すことで生計を立てたいなんて思うヤツはいないだろ。だからこそ、早めに契約を成立させるために全力を尽くすつもりだ」とコメント。
バロウがこうった発言をすることは珍しいことから、この言葉は間違いなくチーム内に響いたはずだ。ベンガルズは現地4日(土)にレギュラーシーズン最終戦としてピッツバーグ・スティーラーズと対戦することになっており、プレーオフ進出のチャンスをわずかに残しているとはいえ、バロウ、ヒギンズ、そしてWRジャマール・チェイスが3人そろう試合はこれが最後になる可能性もある。たとえ、ベンガルズが勝利したとしても、ベンガルズがポストシーズンに進むにはデンバー・ブロンコスとマイアミ・ドルフィンズがそれぞれの最終戦で敗北しなければならない。
情報筋によると、3人は今後も共にプレーすることを話し合っているという。それが彼らの目標であり、私的にはそれを隠していない。
ヒギンズは今オフシーズンに新たなフランチャイズタグ指定がなければフリーエージェント(FA)となるため、ヒギンズ、バロウ、チェイスの3人が2025年シーズンにそろって戻ってくるかどうかは不透明だ。
ヒギンズはフリーエージェントとなってチームを去るものと考えられていたが、ここ最近のチーム内から出てくる発言を考えると、今の目標は残留することのようだ。チェイスの新人契約は2025年の1年を残しており、ベンガルズとチェイスは今季開幕前に長期契約を締結しようと交渉していた。
ヒギンズは昨年のオフシーズンにトレードを要求し、最終的にはフランチャイズタグがつき、両者が長期契約を締結することはなかった。シーズン直前にブランドン・アイユークがサンフランシスコ・49ersと4年1億2,000万ドル(円)の契約をまとめたこともあり、ヒギンズのような選手にとってはフリーエージェントになるには良いタイミングと言えよう。確実なのは、ヒギンズを引き止めるためにはベンガルズが資金を投じなければならないという点だ。
【C】