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バッカニアーズWRエバンスがジェリー・ライスと並び、11年連続の1,000レシーブヤード超えを達成

2025年01月06日(月) 12:52


タンパベイ・バッカニアーズのマイク・エバンス【Logan Bowles via AP】

今シーズンに3試合を欠場したことを気にする必要はない。驚異的な成績を残してきたマイク・エバンスは前進し続けている。

タンパベイ・バッカニアーズのワイドレシーバー(WR)エバンスは現地5日(日)に行われたニューオーリンズ・セインツ戦の第4クオーターにおける最後の数秒でクオーターバック(QB)ベイカー・メイフィールドから9ヤードのパスを受け、11年連続の1,000ヤード超えを達成した。その過程で、エバンスは殿堂入りを果たしたジェリー・ライスと並び、1,000レシーブヤード超えを最も多く連続して達成した選手となっている。

キャリア1年目から続く1,000ヤード超えシーズンの連続達成数でNFL記録を持つエバンスは、その記録をさらに更新した。また、キャリア通算の1,000ヤードシーズン数(14シーズン)で歴代最多記録を持つライスの記録に近づいている。

日曜日の試合を迎えるにあたり、1,000ヤードに到達するのに85ヤードを獲得する必要があったエバンスは、最終的に89ヤードを記録した。最後のキャッチはディフェンスが相手の攻撃を封じ込め、27対19での勝利が決まった後に記録したものだ。

NFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)南地区制覇が確定した後、バッカニアーズは時間を使い切るために膝をつく代わりに、エバンスを1,000ヤードの大台に乗せるため、もう1プレーを実行することを選択。左サイドへの短いキャッチ&ランプレーで必要なヤードを獲得できたエバンスは、チームメイトたちに囲まれて祝福された。

現在31歳のエバンスは2014年に21歳のルーキーとして連続記録をスタートさせ、2020年に7シーズン連続で1,000ヤード超えを達成した時点で、殿堂入りしたランディ・モスが保持していたキャリア開始からの最多連続記録を超えた。

エバンスのキャリアにおける数多くの素晴らしい特徴の1つとして、その耐久性が挙げられる。2024年シーズンを迎えるにあたり、エバンスが15試合未満しか出場しなかったのは、ハムストリングのケガで13試合の出場にとどまった2019年シーズンだけだ。

今季のエバンスはハムストリングのケガで3試合の欠場を余儀なくされ、1,000ヤードの連続記録の維持が危ぶまれていた。シーズン第12週に復帰を果たした後は、エバンスの記録達成がNFL界で毎週話題になるほど注目を集めた。

NFLは変動の激しい世界だが、エバンスの一貫した素晴らしい連続記録は11シーズンに達し、その偉業は史上最高のワイドレシーバーとして広く認められている選手と並ぶものとなっている。

【RA】