レギュラーシーズン最終戦でバイキングスとライオンズが対決(試合結果情報あり)
2025年01月06日(月) 14:252014年シーズンの272試合目になってようやく、NFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)のトップシードが決した。
現地5日(日)、レギュラーシーズンの締めくくりとなるサンデーナイトフットボールで、ミネソタ・バイキングスとデトロイト・ライオンズが対戦。NFC第1シードを懸けたこの試合を31対9で制したのは、4回のタッチダウンを決めたスターランニングバック(RB)ジャーマイア・ギブスの活躍に支えられたライオンズだった。ライオンズはNFC北地区王者の誇りとカンファレンスのトップシード、ならびにファーストラウンドバイと、プレーオフを通じたホームフィールドアドバンテージを手にしている。
ライオンズはチームの歴史において、最も輝かしいと言っていいシーズンを最高の形で締めくくっている。15勝2敗のライオンズはフランチャイズの歴史上、最も勝利の多いレギュラーシーズンを過ごしており、トップシードを確保したのはチーム史上初のことだ。
ライオンズは3連勝を決めた状態でプレーオフへ向かう。シーズンを通じて敗北したのは第15週のバッファロー・ビルズ戦と第2週のタンパベイ・バッカニアーズ戦のみ。いずれも、差は6ポイント以下だった。
ライオンズ攻撃陣はシーズン最終週を迎えた時点で、得点で1位、獲得ヤードで2位につけており、スコアリングディフェンスもトップ10に入っていた。
ライオンズにとって唯一の大きな障害は故障者の問題であり、これはポストシーズンでも影響を与える可能性がある。
ランニングバック(RB)デビッド・モンゴメリーの膝の問題を除けば、攻撃陣の戦力はおおむね欠けていないものの、守備陣はディフェンシブエンド(DE)エイダン・ハッチソン、ディフェンシブタックル(DT)アリム・マクニール、コーナーバック(CB)カールトン・デービスらのビッグネームをはじめとする、多くの面々がケガを抱えている。
日曜夜の一戦で、ケガ人のリストはさらに長くなった。新人CBテリオン・アーノルドが足を負傷し、試合を離脱したのだ。
それにもかかわらず、ライオンズはトップ3が合計で40勝を挙げた地区を制してみせた。
ダン・キャンベルHC率いる不屈のチームは、これまでの奮闘の報いとして、ディビジョナルラウンドでそこまでコマを進めた中で最もシード順の低いチームを本拠地で迎え撃つことになる。一方、ライバルのバイキングスは14勝という偉業を果たしながらも、第5シードに甘んじてロサンゼルス・ラムズの元へ赴くことになる。
いまだスーパーボウルに出場したことのないライオンズだが、今回の結果によって、2月9日(日)にニューオーリンズで行われる一大イベントに向け、大きく前進している。
ホームであと2勝すれば、次は第59回スーパーボウルだ。
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