膝負傷のレイブンズWRフラワーズはスティーラーズとのワイルドカード戦から除外
2025年01月10日(金) 10:31ボルティモア・レイブンズのワイドレシーバー(WR)ゼイ・フラワーズは、膝の負傷によってワイルドカード週末でプレーできない。
レイブンズのヘッドコーチ(HC)であるジョン・ハーボ―は現地9日(木)、フラワーズのステータスについて認めた一方、プロボウラーのレシーバーがいない状態での、土曜日に実施されるピッツバーグ・スティーラーズとのナイトゲーム戦におけるレイブンズ攻撃陣の実行能力ついては、大きな懸念を示してはいない。
「われわれにはまだたくさんの武器があり、ラマー(ジャクソン/クオーターバック)はいけると思うところにボールを配分するだろう」とハーボ―HCは報道陣に述べた。
フラワーズはシーズン第18週にレイブンズがクリーブランド・ブラウンズを下した試合で、膝にヒットを受けつつ地面に倒れた際に負傷している。今週のはじめには日々の経過観察とされていたが、今回のハーボ―HCの発表を前に、練習には一度も参加していなかった。
落胆の一報だったが、ハーボ―HCには自信をもってこの状況について語るだけの理由がある。
クオーターバック(QB)ラマー・ジャクソンはパサーとしてキャリアベストのシーズンを送り、キャリアで初めて4,000ヤードの壁を破っている。フラワーズはレイブンズでトップの1,059レシービングヤードを記録し、2024年に初のプロボウル選出を果たした。一方で、この攻撃陣はバランスがうまくとれており、さまざまな角度から相手守備陣を攻めることができる。WRラショッド・ベイトマンとタイトエンド(TE)マーク・アンドリュースもそれぞれ650レシービングヤードを超えており、合わせてレシービングタッチダウン20回を達成。また、TEアイザイア・ライクリーも477ヤードとタッチダウン6回をマークしている。
フラワーズがレイブンズの頼みの綱というわけではない。とは言え、チームはフラワーズのいないフィールド上で、オープンになるチームメイトを見つけなければならない。おそらく、ランニングバック(RB)デリック・ヘンリー――ポストシーズンまでに1,921ラッシングヤードとタッチダウン16回をマーク――が重要な役割を果たし、相手守備陣に全多的な警戒を強いることだろう。
レイブンズ対スティーラーズは東部時間11日(土)20時【日本時間12日(日)10時】に、MT&Tバンク・スタジアムでキックオフを迎える。
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