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レイダースがわずか1シーズンでテレスコGMを解任

2025年01月10日(金) 13:14


ラスベガス・レイダースのジェネラルマネジャー(GM)トム・テレスコ【AP Photo/Doug Murray, File】

ラスベガス・レイダースがジェネラルマネジャー(GM)のトム・テレスコを現地9日(木)に解雇した。ヘッドコーチ(HC)アントニオ・ピアースを解任してから2日のことだった。

火曜日にピアースの解任を発表したレイダースだが、テレスコの状況については沈黙しており、GM職に関しては安全なのではないかとの見方もあった。しかしながら、さらに数日にわたって検討した後、レイダースはテレスコの解任も決断している。

「ラスベガス・レイダースはトム・テレスコをジェネラルマネジャーの任から解いた。未来に向けた基盤を築く上での彼の助力に感謝する。われわれはトムとその家族の今後の活躍と健勝を祈っている」とチームは声明で述べている。

レイダースがテレスコをGMとして起用してから、1年もたっていなかった。11年にわたってロサンゼルス・チャージャーズのGMを務めていたテレスコは、2023年シーズンの半ばにチャージャーズを離れている。

4勝13敗のシーズンを終え、ピアースとテレスコが去った今、レイダースは新たなヘッドコーチとGMのコンビを迎えることになる。チームにとっては重要なオフシーズンであり、プライマリーオーナーのマーク・デイビスの傍ら、新たにマイノリティーオーナーとなったトム・ブレイディがチームの方向性に発言権を持つと見られる。

一方、クオーターバックもこのオフシーズンの主要なターゲットになるだろう。レイブンズは誰がこのポジションに最適化を見定める前に、新たなGMとヘッドコーチのデュオを擁することができる。チームにはフリーエージェンシーで費やせる1億ドル(約158億2,016万円)以上のサラリーキャップスペースがある上に、ドラフトの資産も豊富だ。現時点でレイブンズは2025年NFLドラフトの全体6位指名権を有しているほか、ワイドレシーバー(WR)デイバント・アダムスのトレードによって3巡目指名権も一つ追加されている。

2002年シーズンに第47回スーパーボウルで敗北して以来、レイダースが勝ち越しシーズンを過ごしたのは2回、ポストシーズン進出も2回にとどまっている。2012年以降は暫定を含め、3人のジェネラルマネジャーと7人のヘッドコーチが立ってきた。

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