試合後のコメントが話題も、WRヒルはチームに献身していると代理人
2025年01月10日(金) 16:46ワイドレシーバー(WR)タイリーク・ヒルの代理人は、クライアントがマイアミ・ドルフィンズとの事態をうまく解決できると考えている。
ヒルの代理人であるドリュー・ローゼンハウスが現地9日(木)に『ESPN』の“The Pat McAfee Show(パット・マカフィー・ショー)”に出演し、ヒルをめぐる最新の状況について説明した。ヒルは以前に、ドルフィンズでの日々がもう終わったことを示唆するコメントをしていた。
シーズン第18週にニューヨーク・ジェッツに敗れる形で今季を終えたヒルは、“俺は出ていく”と発言したことで、未来に関するうわさの堰(せき)を自ら切っている。今週になってヒルはドルフィンズのジェネラルマネジャー(GM)であるクリス・グリアおよびヘッドコーチ(HC)マイク・マクダニエルと面談しており、ローゼンハウスの考えでは今もヒルはチームへの忠誠を保っているという。
「結局のところ、彼はこのドルフィンズというフットボールチームに身を捧げている。彼はクリス・グリアやマイク・マクダニエルと素晴らしいミーティングをもった。タイリークはドルフィンズにとって素晴らしい資産だと思うし、この組織について、1番心配のいらない人物だと思う」とローゼンハウスはコメントしている。
「彼らには他に心配することがたくさんある。タイリーク・ヒルはその中に入っていない」
ドルフィンズにとってもヒルにとっても、2024年はフラストレーションのたまるシーズンだった。チームは過去3年で初めてポストシーズン進出を逃し、クオーターバック(QB)トゥア・タゴヴァイロアが6試合を欠場する中、2019年以来の負け越しシーズンを送っている。ヒルにとってはルーキーシーズン以来の低迷した1年となり、キャリアで初めて、プロボウルに選ばれなかった。
しかし、ローゼンハウスが指摘するように、ヒルは8月に行われたワシントン・コマンダースとの合同練習セッションで手首を負傷し、手術を受けないことを選択している。ヒルは17戦すべてに出場したものの、11戦連続で100ヤード超えを達成できないでいた。試合後に不満をもらす前、ヒルは新たに負傷した様子がないものの、ジェッツ戦の後半では自ら戦線から退いたように見えていた。
ローゼンハウスはヒルのリアクションやコメントについて、数カ月にわたる苦戦を受けて感情的になったものだと説明。
「タイリークはとても情熱的だ。私がこれまで代理人を務めてきた偉大なアスリートは、全員が情熱的で、強い関心を持っていた。タイリーグも嘘偽りのない姿を見せている。彼は勝ちたい。プレーオフに出られないようでは、彼にとっては足りないんだ。彼はすごく情熱的だからね」
グリアとマクダニエルは話し合ったことの詳細には触れず、この話し合いの中でヒルがトレードを要請することはなかったとだけ明かしている。しかしながら、マクダニエルHCはラインアップから外れたことについて、不満をもっているとヒルに話したという。火曜日、マクダニエルHCは「試合を離れることは許されないし、今後は許容されない」と語っていた。
ローゼンハウスはヒルがマイアミで最初の2シーズンを上回る信頼を築いているとし、シーズンが終わった後の短い間のフラストレーションの表明の責任を全面的に負うべきではないと考えている。
「試合後のコメントだ。感情的になっている。チームの面々は、タイリークがコンペティターだと知っている。彼は彼らのために、そこにいるんだ」と言うローゼンハウスは、 次のように続けた。
「われわれはこのチームの13人の選手の代理人を務めている。その誰1人として、タイリークに不満を持っていない」
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