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ライオンズにうれしいニュース、LBレビーが練習に復帰

2016年11月17日(木) 14:50

デトロイト・ライオンズのディアンドレ・レビー【Detroit Lions via AP】

今週、デトロイト・ライオンズの練習にディフェンス陣の要が復帰する。

ラインバッカー(LB)ディアンドレ・レビーは現地16日(水)、第1週以降初めて練習に参加する。レビーは大腿四頭筋(だいたいしとうきん)と膝の故障によって8試合に欠場していた。

ライオンズは今シーズン、特にタックルの成績が悪い。ライオンズがレビーを故障者リストに登録しなかったのは、彼ら今シーズン中のレビー復帰を望んでいたからに違いない。

2014年に大ブレークした後、レビーは臀部(でんぶ)の負傷によって昨シーズンは1試合、今季は開幕戦のみ(計70スナップ)の出場に留まっていた。

これまでLBのアントウィオン・ウイリアムスとサーストン・アームブリスターがレビーの不在をカバーしてきたものの、守備コーディネーター(DC)テリル・オースティンは2流の守備陣に頭を抱え、レビーの不在を嘆いていた。とりわけ、ライオンズLB陣はカバレージにも難を抱える。

2014年は151タックルを記録し、レビーは2015年の『NFL Network(NFLネットワーク)』が発表するNFLトップ100選手中、選手間投票によって堂々の66位に選出。2年前のレビーはニューイングランド・ペイトリオッツのクオーターバック(QB)トム・ブレイディを窮地に追い込んだ数少ない守備プレーヤーの1人だった。ライオンズ戦、ベンチで戦況を伺っていたブレイディはレビーに関して「(エンダマカン)スーとレビーの2人は特に、どこにでも現れるんだ」と語っていた。

レビーは2015年の8月に4年3,370万ドル(約36億6,000万円)で契約延長。それ以来、レビーがプレーしたのはトータルで6クオーターである。

2カ月以上も戦列から離れていたレビーが今週のジャクソン・ジャガーズ戦に出場すると予想するのはあまりにもナンセンスだ。レビーの復帰はサンクスギビングデーである11月24日、ミネソタ・バイキングス戦が1番現実的なシナリオである。

故障が多く、軟弱な守備陣を抱えたライオンズであったが、シーズン前半戦をなんとか乗り切った。現在は5勝4敗でNFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)北地区の首位に立つライオンズは、レビーの復活によってさらなる勢いをつけてプレーオフ進出を目指すことになる。