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チャージャーズやラムズなど、ロサンゼルス地域のチームが山火事被害の支援活動に参加

2025年01月18日(土) 19:51


ロサンゼルス近郊で発生した山火事【AP Photo/Damian Dovarganes】

現地17日(金)、カリフォルニア州イングルウッドのSoFiスタジアムで、ロサンゼルス地域を襲った壊滅的な山火事で影響を受けた人々を支援するイベントが行われた。

ロサンゼルス・ラムズとロサンゼルス・チャージャーズを含む、同地域を拠点とする12のスポーツチームが結束して、近くのハリウッドパークで火事の被害者に衣類、靴、食品ギフト券、食料、ペット用品や必要な支援を提供するイベントを開いた。イベントには『Fanatics Foundation(ファナティクス財団)』も参加し、家からの避難を強いられた人々に300万ドル(約4億6,885万円)相当のファナティクス製品を提供した。

会場のハリウッドパークには活動への支援を表明したラムズの元選手、アーロン・ドナルドが駆けつけた。

妻のエリカさんと共に参加したドナルドは「南カリフォルニアから郊外まで、支援の手を差し伸べてくれたみなさんに感謝している」と話した。「みんなが自分にできることをして、役に立ち、助けになろうとしている。とにかくお礼を言いたい。これはすごく大きな意味を持っている。自分たちもできることをやり、支えとなって、こんなふうにコミュニティーが助けを必要としている時に手を差し伸べたい。俺たちはこれからもずっと1つだ」

金曜日はロサンゼルス・ロジャースの本拠地ドジャー・スタジアムと、ロサンゼルス・フットボール・クラブの本拠地BMOスタジアムでも同様のイベントが開かれた。参加した12のプロスポーツチームには、エンゼルス、エンジェル・シティFC、クリッパーズ、ダックス、ギャラクシー、キングス、レイカーズとスパークスなどが含まれている。

「ロサンゼルスのために🙏💙」

『Associated Press(AP通信)』によると、7日(火)に発生した山火事は風によってロサンゼルス地域に大きく広がり、20人以上が死亡、1万2,000以上の建物が破壊されたという。パシフィック・パリセーズとアルタデナ/パサデナ地域で最大規模となった2つの山火事――パリセーズ火災とイートン火災――はいまだ完全には終息しておらず、多数の人々が家に戻れないままだ。

公衆の安全を考慮して、NFLはワイルドカードのラムズ対ミネソタ・バイキングス戦の会場をSoFiスタジアムからアリゾナ州グレンデールのステートファーム・スタジアムに変更した。月曜日にラムズは27対9で勝利し、ディビジョナルラウンドに進んだ。次は19日(日)にフィラデルフィア・イーグルスとロードで対戦する。

「逆境の中でこそ、本当の高潔さが示される。われわれが心から必要とした時に、アリゾナはそこにいてくれた」とラムズは金曜日に声明を出した。「ためらうことなくわれわれを受け入れ、親切なもてなしをしてくれたビッドウィルファミリーとアリゾナ・カーディナルスの全スタッフ、そして地元コミュニティーに感謝したい。われわれロサンゼルス・ラムズ全員より、感謝をささげる」

ラムズとのディビジョナルラウンドの対戦を前に、イーグルスは50万ドル(約7,814万円)の寄付とロサンゼルス地域へのさらなる支援活動を約束した。

NFLコミュニティーはロサンゼルス消防局(LAFD)財団、アメリカ赤十字社、カリフォルニア消防財団、チーム・ルビコンといった地元団体に寄付を行っている。

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