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ジェッツが現地火曜日に契約合意を目指してライオンズDCグレンと面談へ

2025年01月22日(水) 10:36


デトロイト・ライオンズのアーロン・グレンDC【NFL】

ニューヨーク・ジェッツは次期ヘッドコーチ(HC)の第一候補に狙いを定めており、直接会って話し合う機会を無駄にするつもりはないようだ。

デトロイト・ライオンズの守備コーディネーター(DC)アーロン・グレンが現地21日(火)にジェッツを訪問する見込みであり、ジェッツは彼を建物から出さないことを目指していると『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが情報筋の話をもとに報じている。

契約は成立しておらず、詳細について話し合う必要があるものの、すべてがうまくいけば、火曜日中にグレンがヘッドコーチに指名される可能性があるとラポポートはつけ加えた。

ライオンズがプレーオフゲームを控える中、グレンはジェッツとオンラインで面談をしたため、今回の面談は2回目となる。グレンはヘッドコーチが空席となっている7チームのうち6チームから面談を要請され、ジェッツおよびニューオーリンズ・セインツとは2回目の面談が予定されている。火曜日の面談で採用に至らなければ、グレンは次にニューオーリンズを訪問する見込みだ。

グレンにはジェッツとのつながりがある。ジェッツにドラフト1巡目で指名されたグレンは、15年間のNFLキャリアのうち8年間をニューヨークで過ごし、ジェッツ在籍中に2度プロボウルに選出された。コーチの世界に足を踏み入れたグレンにNFLでの最初の仕事を与えたのもジェッツで、2012年にスカウト担当者として採用。その後、グレンはクリーブランド・ブラウンズ、セインツ、ライオンズで働き、過去4年間はライオンズのディフェンスを指揮していた。

グレンは前回のオフシーズンもヘッドコーチ候補の1人として面談を受けていたが、最終的には2024年シーズンに向けてライオンズに復帰。未曽有の負傷者問題を見事に乗り切ったことで、チーム内外から高い評価を得た。ライオンズ守備陣は被得点で7位につけ、許したパス成功率(61.1%)はリーグで2番目に低く、許したパサーレーティング(82.0)はリーグで最も低かった。また、試合平均被ランヤード(98.4ヤード)では5位にランクインし、チームが15勝2敗でNFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)北地区タイトルを獲得するのに貢献した。

火曜日かそれ以降に、正式にジェッツの次期ヘッドコーチとなった場合、グレンは岐路に立たされているチームを引き継ぐことになる。ジェッツは競争力を取り戻す中で、クオーターバック(QB)アーロン・ロジャースや複数の若手選手たちに関する決断を下さなければならない状況だ。

次期ジェネラルマネジャー(GM)はまだ決まっていないものの、これまでに15回の面談が行われており、ヘッドコーチの採用に続いて決定される可能性が高い。

【RA】