WRディッグスの再加入を望むテキサンズQBストラウド、「俺たちはまだ始まったばかりだ」
2025年01月22日(水) 11:41
ワイドレシーバー(WR)ステフォン・ディッグスはACL(前十字靭帯/ぜんじゅうじじんたい)を断裂し、故障者リザーブ(IR)に登録されたことで、ヒューストン・テキサンズの一員としてわずか8試合しか出場できなかった。これにより、テキサンズは戦力を奪われ、ディッグスの将来も不透明なものとなっている。
クオーターバック(QB)C.J.ストラウドの希望がかなえば、ディッグスがテキサンズでプレーする試合は8試合で終わらないだろう。
チーム公式記録によると、ストラウドは現地20日(月)に「みんな分かっている通り、あれは俺の仲間だ。ステフをぜひとも呼び戻したい。俺たちはまだ始まったばかりだって思っている。見ての通り、彼はものすごく楽しんでいたし、俺たちは信頼関係を築き始めたところだ」と語ったという。
テキサンズにトレードで獲得されたディッグスは、再編された1年2,252万ドル(約35億0,738万円)の契約にサイン。2025年にはフリーエージェント(FA)となり、ティー・ヒギンズやキーナン・アレン、アマリ・クーパー、そしてディッグスと同様にシーズン終了につながるケガに見舞われたクリス・ゴッドウィンといった選手を含むベテランWR市場に参入する予定だ。
出場した8試合で、ディッグスはターゲット64回、キャッチ47回、496ヤード、タッチダウン3回を記録。
問題となるのは、ケガによってディッグスの市場価値が下がるかどうか、そして、31歳のディッグスが比較的短くパフォーマンスが重視される契約に落ち着くかどうかだ。
月曜日、ストラウドはディッグスのリーダーシップについて熱く語り、ディッグスがターゲット数について文句を言うことはなかったと指摘。ディッグスはただ勝つことだけを望んでいた。
「ステフを見てみろよ。ステフは来たときから“とにかく勝ちたい。どう見えるか、自分がどれだけキャッチできるかなんて気にしない”と言っていた」とストラウドは話している。
「彼は本当にそう考えていたし、みんなと一緒にいるときの楽しそうな様子を見れば分かる。そういうとき、俺たちは必ずしも1人、もしくは3人とか5人の選手に合わせようとしているわけじゃない。テキサンズは勝つことを求めている」
テキサンズは10勝7敗でAFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)南地区を制し、ワイルドカードラウンドではロサンゼルス・チャージャーズを破ったが、去る土曜日にカンザスシティ・チーフスに敗れた。
ディッグスとWRタンク・デルがシーズン終了につながるケガに見舞われたことで、ストラウドはトップターゲットの2人を失った。今後、テキサンズはスターWRニコ・コリンズを中心にレシーバー陣をどのように立て直すかという疑問を抱えたまま、オフシーズンを迎えることになる。
【RA】