膝負傷のイーグルスQBハーツ、NFCタイトル戦を前にウオークスルーに参加
2025年01月23日(木) 10:20フィラデルフィア・イーグルスのクオーターバック(QB)ジェイレン・ハーツが現地22日(水)に制限付きでウオークスルーに参加。日曜日に行われるワシントン・コマンダースとのNFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)チャンピオンシップゲームに向け、準備を進める第一歩を踏み出した。
練習後、報道陣に対応したハーツは日曜日に向けて順調に回復していると明かしている。
「1日1日を大切にしながら前進している」とハーツは語った。
いつものレベルでプレーできると思うかと尋ねられたハーツは、成り行きを見守るという態度をより強調し、次のようにコメントしている。
「どの試合も異なるから、とにかく1日1日を大切にして、前進し続けたい」
この日、ヘッドコーチ(HC)ニック・シリアニは新人コーナーバック(CB)クインヨン・ミッチェルも水曜日のウオークスルーに参加すると明言。ミッチェルは肩のケガにより、去る日曜日にイーグルスが勝利したディビジョナルラウンドのロサンゼルス・ラムズ戦から除外されていた。ハーツと同様に、ミッチェルは水曜日のセッションで制限付きの参加とされている。
ハーツは試合中に喫した7回のサックのうちの1回で、不自然な形でヒットされた際に左膝を痛めたようだ。試合中にプレーを逃すことはなかったが、負傷後は明らかに動きが制限されていた。
試合直後、ハーツは膝の状態について多くを語らなかったが、「最後までプレーすることができた。1週間様子を見てみよう」と話し、日曜日の試合には出場できるはずだと強調した。
イーグルスはすでに、今週末に対峙するコマンダースとスター新人QBジェイデン・ダニエルズの対策に追われている。両チームはレギュラーシーズンの2試合で勝ち星を分け合っており、イーグルスはホームで臨んだ1回目の対戦でダニエルズを抑え込んだ。
しかし、ダニエルズはシーズン第16週にワシントンで臨んだ2回目の対決で、タッチダウンパス5回、339スクリメージヤードを記録し、コマンダースに36対33の勝利をもたらしている。ハーツはこの試合の第1クオーターに脳しんとうを起こし、その後試合に戻ることはなかった。
水曜日、QB対決について尋ねられたシリアニHCは、ハーツの競争心はダニエルズとの対決で高まると思うかと質問された。ハーツが普段と同じレベルの競争心を発揮すると確信しているシリアニHCは次のように報道陣に語った。
「私がジェイレン・ハーツに関して最も気に入っているのは、一貫していて、常に一定のレベルを保つという部分だ。相手が誰であろうと、試合がいつ行われようと、どんな試合であろうと、彼は一貫している。同じ人間なんだ。彼はフットボールを愛していて、それに必要なプロセスも、ウエイトルームで過ごす時間も大切にしている」
「皆さんもご存知の通り、ジェイレンはとても冷静だし、彼のそういうところが大好きだ。ジェイデン・ダニエルズについても同じこと、つまり彼は冷静で落ち着いていると言ったが、ジェイレン・ハーツについてもまったく同じように感じている。彼がそれに捉われすぎることはないと思う。彼は1つ1つのフットボールの試合に勝つことに集中している。うちのクオーターバックのそういう部分や、毎日の仕事への取り組み方を私はとても気に入っている」
【RA】