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チーフス戦の第4ダウンでのミスは“最悪”だとビルズTEキンケイド

2025年01月28日(火) 08:52


バッファロー・ビルズのダルトン・キンケイド【NFL】

27日(日)夜、カンザスシティ・チーフスの守備コーディネーター(DC)スティーブ・スパグニョーロはAFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)チャンピオンシップ戦の最も重要なプレーで、バッファロー・ビルズのクオーターバック(QB)であるジョシュ・アレンを欺(あざむ)いた。

チーフス守備陣を率いるスパグニョーロは、試合を決定づけるかもしれない第4ダウン残り5ヤードの状況でアレンにブリッツをしかけ、プレッシャーをかけた。チーフスのラッシャーたちはスナップ前にブリッツをうまく隠し、ビルズのクオーターバックを驚かせている。

アレンは右に逸れつつプレッシャーにさらされたものの、サックは回避。何とかダウンフィールドへ祈るようなパスを投じている。タイトエンド(TE)ダルトン・キンケイドがオープンになっており、わずかな可能性にかけてダイブしたものの、ボールはその手をすり抜けていった。

そのミス――キンケイド自身は決めるべきだったと語っている――によって、バッファローの命運は決まった。ビルズは再び、32対29でチーフスに敗れた。

取り乱した様子を見せていたキンケイドは、試合後にこのチャンスが失われたことが“最悪だ”と話している。

『New York Upstate(ニューヨーク・アップステート)』によれば、キンケイドは敗戦後に「ジョシュがボールを放った。あいつはプレッシャーを受けていて、ボールは飛んできたけど、俺はキャッチすることができなかった」と話したという。

「今はもちろん、すごくつらい。しばらく消えないだろう。でも、いずれ前に進まなきゃ。そして、ここから成長していければなと思うし、そうなると思う。だけどしばらくは、きついだろう」

2年目のキンケイドはビルズの2024年シーズン最後のオフェンシブプレーを台無しにした責任を自ら負った。しかし、仲間のTEドーソン・ノックスは、誰もキンケイドを責めてなどいないと話している。

「もし実現していたら、マジでやばいプレーだっただろうな。でも、(ロッカールームには)あいつを責めるようなヤツなんて誰1人いない」

ビルズのショーン・マクダーモットHCも、チームは若きタイトエンドがこの感情をかき乱す敗北から立ち直ると信じているとコメントしている。

「彼は持てる力をすべて尽くした。私はダルトン・キンケイドが好きだ。こういうものが、うまくいくときもある。彼は成功させるときの方が多い。次はうまくいくだろう」

バッファローにとって、それが少なくとも7か月後になることだけが残念だ。

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