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引退していれば2028年ロス五輪に「もちろん出たい」とバッカニアーズWRエバンス

2025年02月02日(日) 10:27


タンパベイ・バッカニアーズのマイク・エバンス【AP Photo/Chris O'Meara】

ワイドレシーバー(WR)マイク・エバンスが3年後のオリンピック出場に向けてすでに練習を始めている。

『Tampa Free Press(タンパ・フリー・プレス)』のロック・ライリーによると、エバンスは現地1日(土)にプロボウルゲームズのフラッグフットボールについて「これは俺にとっては良い練習だ」と報道陣に話したという。

「オリンピックか。2028年には引退しているかもしれない。あと何年だろうな? 3年かな、分からない。でも、もし引退していたら、オリンピックにはもちろん出たい」

2028年にロサンゼルスで開催されるオリンピックの競技にフラッグフットボールが追加されて以来、NFL選手が出場する可能性は興味深い話題となっている。

2023年にプロボウルにフラッグフットボールが導入されたことは、そのような話題を盛り上げるための前触れとなった。

多くの選手が出場に興味を示しており、そのほとんどはマイアミ・ドルフィンズのWRタイリーク・ヒルのようなスピードに長けた選手だが、身長約196cm、体重約104kgのエバンスはまったく別の意味で悪夢のような対戦相手となるだろう。

もちろん、3年後に引退するという発言は、特に短期的にはより多くの注目を集めるかもしれない。

3年後のオフシーズンに34歳、オリンピック開幕時には35歳になるエバンスは、現在もワイドレシーバーとして伝説的な活躍を続けている。

今シーズン、エバンスは11年連続の1,000レシーブヤード超えを達成し、キャリア1年目から続く記録を更新した。11年連続というのは、殿堂入りを果たしたジェリー・ライスと並ぶ最多連続記録となっている。

エバンスがキャリア通算の1,000ヤードシーズン数(14シーズン)で歴代トップに立つライスに並ぶには、オリンピック前の3シーズンすべてでその記録を維持しなければならない。ライスを上回るには、2028年のオリンピック後もプレーを続ける必要がある。

そして、エバンスが将来の決断を下す上で重要な記録を打ち立てるには、再び変化を迎えようとしているバッカニアーズのオフェンスで優れた活躍を見せ続けなければならない。

リアム・コーエンがジャクソンビル・ジャガーズのヘッドコーチ(HC)に就任したことを受け、ジョシュ・グリザードを攻撃コーディネーター(OC)に昇格させたバッカニアーズは、4年で4人目の攻撃コーディネーターと共に2025年シーズンを迎えることになる。

エバンスは誰が指示を出すかよりも、自分がオープンになることに常に重点を置いていると強調した一方で、グリザードOCが指揮を執る中での目標を明らかにした。

『Tampa Bay Times(タンパベイ・タイムズ)』のリック・ストラウドによると、エバンスは「俺たちはただリーグで一番のレベルに持っていこうとしているだけだ」と語ったという。

「去年はすごく良かったし、リーグでもトップクラスだったけど、リーグで一番のオフェンスになることを目指している。ジョシュはそれを手助けできると思う」

2025年シーズンの目標はそれになるだろう。そして、数年後には金メダル獲得が目標になるかもしれない。

現在のエバンスの目標は、プロボウルゲームズで14対7とリードしているNFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)が、日曜日に行われるメインイベントのフラッグフットボールでAFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)を抑え込むのに貢献することだろう。

【RA】