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WRチェイスとヒギンズの残留を願うベンガルズQBバロウ、「みんなそれを望んでいる」

2025年02月07日(金) 17:14


シンシナティ・ベンガルズのジョー・バロウ【AP Photo/Stephanie Scarbrough】

ワイドレシーバー(WR)ジャマール・チェイス、ティー・ヒギンズを筆頭とするキープレーヤーが長期契約を望む中、シンシナティ・ベンガルズは重要なオフシーズンを迎えている。

クオーターバック(QB)ジョー・バロウはベンガルズが仲間をキープしてくれることを“確信”しているという。

「予備的な議論は済んでいる。まだオフシーズンのすごく早い段階だから、彼らと彼らのエージェントたちはこれからそういう議論に入っていくだろう」とバロウは現地6日(木)に『Super Bowl Live(スーパーボウル・ライブ)』で『NFL Network(NFLネットワーク)』のモーリス・ジョーンズ・ドリューに話した。「でも、俺たちは必要なことをできるって確信している。みんなこのまま一緒にいたいと思っているし、それを成功させたいんだ」

チェイスとヒギンズを自在に操り、バロウはリーグ屈指の熟練パサーとなった。2024年にパスヤード(4,918ヤード)、タッチダウン(43回)でNFL首位に立ったバロウは、108.5という印象的なパサーレートを記録している。キャリアベストとなったシーズンで、バロウはAP通信年間MVP賞、オフェンス部門年間最優秀選手賞と年間カムバック選手賞の3つでファイナリストに選ばれており、木曜日に開催された『NFL Honors(NFLオナーズ)』で2024年AP通信NFL年間カムバック選手賞に選ばれた。

バロウがダイナミックなWRデュオをキープしたいと願うのは驚きではない。24歳のチェイスは、レシーブ(127回)、ヤード(1,708ヤード)とタッチダウン(17回)でリーグ首位に立ち、3冠を達成する素晴らしいシーズンを過ごした。26歳のヒギンズは、2024年シーズンにプレーした12試合で、キャッチ73回、911ヤードとタッチダウン10回をマークしている。

新契約に対するチェイスの願望は、動きがあることを期待してトレーニングキャンプを欠席した昨年夏にさかのぼる。ヒギンズもまた、トレード要求によってベンガルズに揺さぶりをかけたが、クラブが彼にフランチャイズタグを付けたため、試みは短期間で終結した。

その結果、2024年のベンガルズはスロースタートとなり、最初の5戦で4敗を喫し、1年の最後を5連勝で締めくくっても抜け出せないほど深い穴を作ってしまった。

「俺たちは9月にもっといいプレーをする方法を見つけなきゃならない」とバロウは言う。「トレーニングキャンプにはジャマールがいなかったし、ティーもその大半でいなかった。それは言い訳じゃない。序盤からもっといいプレーをする必要があるんだ。そのためなら、プレシーズンのレップス、合同練習、もっと真剣にオフシーズンに取り組むとか、必要なことをする。それが何かは分からないけど、問題を修正するために話し合うよ」

2025年にチェイスはルーキー契約の最終年に入る。一方、ヒギンズは再びフリーエージェントになるところだ。バロウが頼りにしているワイドアウトで、オフシーズンに疑問符を背負っているのは彼らだけではない。2024年のサックチャンピオンに輝いたディフェンシブエンド(DE)トレイ・ヘンドリックソンも、近いうちに長期的な安定を確保したいという考えを明らかにしている。

ベンガルズは第56回スーパーボウル出場を果たしたロースターを長期的に維持することを先送りしたように見えるが、組織に対するバロウの自信は揺らいでいない。

【M】