イーグルスRBバークリーがプレーオフを含む単一シーズンラッシングヤード記録を更新
2025年02月10日(月) 10:56![](https://nfljapan.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/wp-content/uploads/2025/02/10090141/AP25040858192557.jpg)
レギュラーシーズンの終わりに、殿堂入りのエリック・ディッカーソンが記録した1シーズンのラッシングレコードを追うフィラデルフィア・イーグルスのランニングバック(RB)セイクワン・バークリーの旅は、1週間早く打ち切られていた。
バークリーとイーグルスがプレーオフでの成功をつかむべく、足を残しておくことが優先されたためだ。その小休止が効果を発揮し、バークリーは自らの記録を打ち立てている。
バークリーは同じく殿堂入りを果たしたテレル・デイビスが記録した、プレーオフを含む単一シーズンでの最多ラッシングヤード記録を塗り替えた。現地9日(日)、カンザスシティ・チーフスとシーザーズ・スーパーボウルで対戦している第59回スーパーボウルのさなかのことだった。
この試合を迎えるにあたり、AP通信オフェンス部門年間最優秀選手賞に選ばれたバークリーがデイビスの記録を抜くには、あと30ヤードでいい状態だった。デイビスは1998年に2,467ヤードをマークしている。バークリーは前半最後のプレーで、2ヤードのランで記録更新を果たした。バークリーは前半の大部分で抑えられ、キャリー12回で31ヤードにとどまっていたものの、チーフス守備陣がバークリーを止めることに重きを置いたことで、他のイーグルスの面々にチャンスが生じ、守備陣の活躍も相まって、前半終了時点でイーグルスが24対0でリードしている。
第59回スーパーボウルが始まる前の段階で、2,447ヤードを走ったバークリーの記録は単一シーズンの数字として2位につけていた。バークリーはワシントン・コマンダースを下したNFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)チャンピオンシップ戦で、デイビスの1997年の記録である2,331ヤードを越えている。
デイビスの単一シーズン最多ラッシングヤード記録を破る前に、バークリーは単一シーズンの最多スクリメージヤード記録も更新している。デイビスが1998年にマークした2,787スクリメージヤードという記録を上回るために、バークリーに必要なのはわずか3ヤードだった。バークリーは第1クオーターで2ヤードのキャリーを成功させた際に、この記録を塗り替えている。
今季がイーグルスでの初年度であるバークリーは、センセーショナルの一言に尽きるシーズンを送ってきた。
レギュラーシーズン16試合で、バークリーは2,005ラッシングヤードをマーク。これは歴代8位の数字だ。また、レギュラーシーズンに2,000ラッシングヤード越えを果たした9人目の選手にもなっている。2つ目に所属したチームでこの記録をマークしたのは、バークリーが初めてだ。
【A】