ドルフィンズとDTザック・シーラーが3年94億円で契約延長
2025年08月04日(月) 13:06
マイアミ・ドルフィンズが守備の要を今後数年にわたって確保している。
ドルフィンズとディフェンシブタックル(DT)ザック・シーラーが3年6,400万ドル(約94億5,104万円)、4,400万ドル(64億9,860万円)保証の契約延長に合意したと『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートとトム・ペリセロが現地3日(日)に情報筋の話に基づいて伝えた。
シーラーは2019年にボルティモア・レイブンズからウェイバーにかけられた際にドルフィンズに加わった。マイアミで過ごした7シーズンの中で、過去2シーズンにはフルタイムの先発を務めている。昨シーズンにはタックル55回、サック10回、インターセプト1回、ファンブルフォース1回をマーク。サックを2ケタに乗せたのは、2シーズン連続のことだった。
シーラーは2023年にドルフィンズと3年最大3,865万ドル(約57億0,843万円)の契約を結んでいた。
2018年NFLドラフトの7巡目で指名されたシーラー。ドルフィンズの選手が2年連続でサック10回以上を記録するのは、2016年と2017年のキャメロン・ウェイク以降で初めてに当たる。『Pro Football Focus(プロフットボール・フォーカス)』によれば、32歳のシーラーがマークしたプレッシャー46回は、ディフェンシブラインマンの中で14位とのこと。
ドルフィンズ守備陣はこのオフシーズンに何人かの新顔を加えていた。セーフティ(S)ミンカ・フィッツパトリックとラインバッカー(LB)K.J.ブリットが加入したほか、ドラフトではディフェンシブタックル(DT)のケネス・グラントとジョーダン・フィリップスを指名している。
2024年のドルフィンズの守備ユニットは、パスラッシャーのジェイラン・フィリップスが膝を負傷し、LBブラッドリー・チャッブ(ACL)がシーズンを逃す中で前進を強いられた。シーラーは守備陣の先頭に立ち、サック(10回)、QBヒット(19回)、タックルフォーロス(13回)でチームをリード。シーラーの成績が向上したのを見たドルフィンズは、それに見合う長期契約を結んでいる。
シーズン開幕前に新契約を獲得した今、ベテランDTは財政面での憂いなく8年目のNFLシーズンを迎えることができる。
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