FAを前に「お金は大事だけど、適切な環境に身を置きたい」と語るイーグルスOLBスウェット
2025年02月12日(水) 11:20![](https://nfljapan.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/wp-content/uploads/2025/02/12090826/AP25041355499565.jpg)
第59回スーパーボウルで優勝を果たした興奮はなかなか冷めないが、フィラデルフィア・イーグルスが連覇を目指す中で検討すべきことはすでに山積みになっている。
カンザスシティ・チーフスを圧倒したスーパーボウルを経て、アウトサイドラインバッカー(OLB)ジョシュ・スウェットやディフェンシブエンド(DE)ミルトン・ウィリアムズ、ミドルラインバッカー(MLB)ザック・バウン、DEブランドン・グラハム(引退の可能性もあり)といったフリーエージェント(FA)となる予定の守備選手とどれほど再契約できるかが、検討すべき事項の中でも特に重要なものとなっている。
今シーズンにサック数でチームトップに輝いたスウェットに関しては、チームにフィットするかどうかが報酬額と同じくらい重要になる可能性がある。
スーパーボウルで40対22の勝利を収めた後、スウェットは「もちろん、お金は大事だけど、適切な環境に身を置きたい。今はそれがどういうものなのか分からないけど、俺は幸せだ」と語ったという。
イーグルスより良い状況を提供できるチームはどこだろうか?
日曜日、イーグルスはチーフスのクオーターバック(QB)パトリック・マホームズに対し、ドロップバック時の38.1%でプレッシャーをかけ、サック6回、ターンオーバー3回を記録。そのすべてをブリッツなしで達成した。
スウェットは8回のサックを記録したレギュラーシーズンと同様に、NFL最大の舞台でも他のイーグルス選手より際立った活躍を見せた。27歳のスウェットはチーム最多となる6回のプレッシャーと2.5回のサックをマーク。5試合連続でサックなしという不名誉を挽回しつつ、自身の価値をはっきりと証明した。
他チームがスウェットに関心を示すのは確実だ。全世界が見守る中でスウェットが見せたパフォーマンスは、それを保証するものだったと言えよう。
昨年、スウェットは他チームで昇給をかなえることを避け、契約の再構築に合意してイーグルスに残留した。
スーパーボウルで大きな活躍を見せ、最終的にスーパーボウルMVPに選ばれたQBジェイレン・ハーツと同じくらい有力候補となっていたスウェットを確保するために、イーグルスは今度こそ多額の報酬を支払わなければならないかもしれない。
スウェットはMVPのトロフィーについて「俺がもらうはずだった。俺も手に入れられたはず。でもまあこれでいいんだ」と語った。
ほとんどのイーグルスファンは来季に主力パスラッシャーとの再契約について“もしああしていれば”と考えずに済むことを願っているだろう。
【RA】