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チーフスWRホプキンスが削除済みの投稿で2025年シーズンもプレーすることを示唆

2025年02月12日(水) 10:27


カンザスシティ・チーフスのディアンドレ・ホプキンス【Kevin Sabitus via AP】

ディアンドレ・ホプキンスはまだキャリアを終えるつもりがないようだ。

現地11日(火)、カンザスシティ・チーフスのベテランワイドレシーバー(WR)ホプキンスが12年にわたるキャリアが終わりに近づいているのではないかといううわさについて、ソーシャルメディアでコメントした。

ホプキンスは後に削除した投稿で「何を聞いたのか知らないけど、まだ終わりじゃない」と述べている。

現役選手としてNFL最多のレシーブヤード(1万2,965ヤード)を記録しているホプキンスは、2025年シーズンもプレーする意向を示しているが、どのチームでプレーするかが問題となっている。

32歳のホプキンスは2024年シーズンの途中に行われたトレードでテネシー・タイタンズからチーフスに移籍。ケガからの回復を目指す中で低調なスタートを切ったホプキンスだが、チーフスの一員として出場したレギュラーシーズンの10試合ではレシーブ41回、437ヤード、タッチダウン4回を記録した。

チーフスがスーパーボウル出場を目指して前進する中で、ホプキンスの生産性は低下し、ディビジョナルラウンドではキャッチなし、AFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)チャンピオンシップゲームではキャッチ1回で11ヤードという数字にとどまった。第59回スーパーボウルの前半でもその傾向は続き、イーグルスから大きな差をつけられていた中で、レシーブなしに抑えられ、第1ダウン獲得につながるパスも落としている。チーフスの逆転が絶望的となったタイミングでエンドゾーンに到達したホプキンスは、初めて出場したスーパーボウルでキャッチ2回、18ヤード、タッチダウン1回をマークした。

ホプキンスは試合に敗れた後に「負けちまった。負けた後はいつも同じ気持ちになるけど、今回はもちろん、ちょっと重みが違う。スーパーボウルだからね。残念だ」と話している。

2024年シーズンに(16試合以上に出場したシーズンの中で)キャリア最低の数字を残したにもかかわらず、ホプキンスはWR陣にベテラン選手を加えたいチームにとって有用な戦力になると見られている。

ホプキンスがかつて所属していたヒューストン・テキサンズに戻る可能性もあると言えよう。テキサンズは今季、WR陣の負傷に苦しめられていた。ステフォン・ディッグスやロバート・ウッズといったベテランWRがフリーエージェント(FA)となる中、テキサンズの若手有望選手であるタンク・デルはシーズン後半に見舞われた深刻な膝のケガからの回復に長期間を要する見込みだ。

ホプキンスはテキサンズ選手としてのレシーブ数(632回)、レシーブヤード(8,602ヤード)、タッチダウンレシーブ数(54回)で、殿堂入りしたアンドレ・ジョンソンに次いで歴代2位につけている。

【RA】