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ベテランLBプラットがベンガルズにトレードを要請

2025年02月13日(木) 08:28


シンシナティ・ベンガルズのジャメイン・プラット【NFL】

現地12日(水)、シンシナティ・ベンガルズのラインバッカー(LB)ジャメイン・プラットがトレードを要請したと『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートとトム・ペリセロが情報筋の話をもとに報じた。

2024年シーズン、ベンガルズ守備陣のキャプテンを務めていた28歳のプラットは、タックル数でチームトップに立ち、インターセプト2回、フォースドファンブル2回をマーク。新人だった2019年シーズンの途中に先発の座を確立したプラットは、それ以降、ベンガルズの不動のスターターとして活躍している。

しかし、2024年シーズンにプラット率いるベンガルズ守備陣は低迷し、複数の主要カテゴリーで最下位に近い成績を残した。その結果、ベンガルズは長年守備コーディネーター(DC)を務めていたルー・アナルモと決別。『Pro Football Focus(プロフットボール・フォーカス)』によると、プラットはチーム最多143回のタックルを記録した一方で、20回のタックルミスもあったという。

今オフシーズン、ベンガルズは他にも大きな決断を迫られている。ワイドレシーバー(WR)ティー・ヒギンズがフリーエージェント(FA)になる予定である上に、WRジャマール・チェイスと長期契約を結ぶことになっているからだ。現在、ベンガルズは2025年に向けてサラリーキャップを約4,600万ドル(約70億9,824万円)下回ると予想されているが、2人のレシーバーと再契約すれば、その大部分を消費することになるだろう。

プラットの来季のキャップヒットは810万ドル(約12億4,991万円)を超える。プラットをトレードまたはカットした場合、230万ドル(約3億5,491万円)のデッドマネーが生じるものの、580万ドル(約8億9,500万円)のキャップスペースを確保することが可能だ。

ラポポートによると、プラットはインディアナポリス・コルツの守備コーディネーターに就任したアナルモと親しい関係にあるという。そのため、ベンガルズが今オフシーズンにプラットと決別することを選べば、コルツはその移籍先として理にかなった選択肢になるかもしれない。

【RA】