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ドルフィンズが3シーズンを経てRBモスタートをリリース

2025年02月15日(土) 17:00


マイアミ・ドルフィンズのラヒーム・モスタート【Kevin Sabitus via AP】

マイアミ・ドルフィンズが3シーズンを共に過ごしたランニングバック(RB)ラヒーム・モスタートと別々の道を歩むことになった。

代理人のブレット・テスラーによると、チームは元プロボウラーのモスタートにリリースする意向を通達したという。

その後、ドルフィンズはタイトエンド(TE)ダーハム・スマイス、コーナーバック(CB)ケンドール・フラーとモスタートのリリースを発表した。

「どうやら私のクライアント、ラヒーム・モスタートは来シーズン、どこか別の場所でプレーすることになるようだ」とテスラーはソーシャルメディアに投稿した。「マイアミ・ドルフィンズで過ごした日々にとても感謝している。これは彼にとって若返る機会であり、違う場所でリングを追求するチャンスだ」

マイアミでの3シーズンでモスタートは475回のキャリーで2,181ランヤード、23回のタッチダウンを稼ぎ出した。2023年には1,012ランヤードを達成し、ラッシングタッチダウン18回でNFL首位に立つ。しかしながら、ドルフィンズがリードバックとしてデボン・エイチェーンを重用した2024年は大きく後退し、出場した13試合で278ランヤード、タッチダウン2回にとどまっている。

元ドラフト外フリーエージェントのモスタートはさまざまなチームを移動しながらキャリアをスタートし、ドルフィンズではルーキーとして2015年に1試合をプレーしている。その後、サンフランシスコ・49ersに落ち着き、2019年には772ヤードとタッチダウン8回をマークしてブレークを果たした。

2022年にマイク・マクダニエルがドルフィンズの新ヘッドコーチ(HC)としてサンフランシスコからマイアミに移ると、モスタートも後を追った。ベテランRBは初めの2シーズンでボールを運ぶ中心選手となり、レギュラーシーズン31試合中29試合で先発した。しかし、2024年の起用率や効率を見ると、クラブ側が彼を放出する考えなのは予想できたことだった。

2025年は、ルーキーシーズンに68回のキャリーだった4巡目指名のジェイレン・ライトを抑え、エイチェーンがリードバックとなるだろう。

早期リリースによってモスタートはオープン市場でジャンプスタートを切ることができる。フリーエージェンシーはランニングバックにとって不作の年になると予想されているが、2025年NFLドラフトには有能なボールキャリアが多数いる。故障者の多さと、モスタートにとってなじみ深い場所であることを考えると、デプスを強化するために49ersに復帰するというのは理にかなった動きといえる。

【M】