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ドルフィンズWRヒルと陸上金メダリストのノア・ライルズが世界最速の決着を付けると約束

2025年02月15日(土) 18:31


マイアミ・ドルフィンズのタイリーク・ヒル【AP Photo/Rebecca Blackwell】

地上最速の2人による競争が、近いうちに行われそうだ。

どちらの足が速いかについて、以前からやり合っていたドルフィンズのワイドレシーバー(WR)タイリーク・ヒルとオリンピックチャンピオンのノア・ライルズが、今年の春か夏に徒競走で決着を付けることにしたと『People(ピープル)』誌の共同インタビューで打ち明けている。

「こいつは少し前から続いていた話で、みんなソーシャルメディアでの俺たちのやりとりを見たはずだ」とヒル。「俺はずっと、本物のスピードってのがどんなものかを人々に見せてやるって主張してきた」

ヒルとライルズはどちらが速いかということについて、しばらく言い合いを続けている。昨年8月、ヒルは自分なら100mの金メダリストであるライルズを倒せると強く主張した。一方、今月初めに開催されたニューバランス室内グランプリの60m決勝で優勝したライルズはそこで、“タイリークには絶対できない”と書いたメモを掲げてみせた。

その意図を尋ねられたライルズは、「見ての通りだ」と答えている。「誰もが自分が世界最速だって言うけど、それを証明したければ、いざって時に何度でも、毎回必ず勝ってみせなきゃならない。俺はいつも、ここぞっていう最大の場面で毎回勝ってるぜ」

「だからこそ俺が世界最速なんだ。オリンピックでも勝った。世界選手権でも勝ってる。やるべきところで必ず勝つんだ。俺が世界最速だって証明するためにタイリークを直接倒さなきゃならないっていうんなら、いいぜ。やってやるさ」

レースの日時や場所はまだ決まっていないが、対決はライルズが出場する7月の全米選手権大会の前になる予定とのこと。

30歳のヒルは27歳のライルズと全陸上競技選手に“多大なるリスペクト”を払っていると前置きしつつ、“この勝負は、俺のスポーツをプレーする選手全員のために受けなきゃならない”と言い切った。

「俺たちが本気でそうしようと思えば、いつでもあんたのスポーツを乗っ取ることができるぜ」とヒルは付け加えている。

走る距離についてもこれから決定される。ヒルは40m付近がいいと言っているが、ライルズは100mが希望だ。たぶん、その中間地点あたりになると思われる。

実際にそのイベントが行われれば、この論争にようやく終止符が打たれることになる。

【M】