QBローレンスと取り組むことに「気合が入っている」ジャガーズOCユディンスキー
2025年02月17日(月) 09:06
2025年にNFLでの5シーズン目を迎えるジャクソンビル・ジャガーズのクオーターバック(QB)トレバー・ローレンスは、デュバルで再び新しいオフェンスを習得する準備をしなければならない。
その過程においてローレンスをサポートすることになるのが攻撃コーディネーター(OC)グラント・ユディンスキーだ。ユディンスキーOCはジャガーズのヘッドコーチ(HC)であり、プレーコーラーでもあるリアム・コーエンと協力しながら、ローレンスとの関係を強化することを楽しみにしている。
現地13日(木)、ユディンスキーOCは就任記者会見で「トレバーと仕事ができることに、これ以上ないほど気合が入っている」と語った。
「リアムについて言ったことがトレバーにも当てはまるかもしれないが、彼と一緒に取り組む機会にどれだけワクワクしているかを言葉では表しきれない。関係を築くには時間がかかるし、ただ私が彼を知るのではなく、彼も私のことを知る必要がある。共同で行うプロセスなんだ。業界全体にも、うちのチームにも、独裁的なやり方は存在しない」
過去3シーズンをミネソタ・バイキングスで過ごし、直近ではアシスタントQBコーチを務めていたユディンスキーOCは、ジャガーズで初めてコーディネーター職に就くことになる。コーエンHCは最近、守備コーディネーター(DC)としてアンソニー・カンパニーレも採用した。
2024年、ローレンスの出場数はキャリア最少の10試合にとどまっている。肩のケガを抱えていたローレンスは、シーズン第13週にヒューストン・テキサンズのラインバッカー(LB)アジーズ・アル・シャイアからイリーガルヒットを受けて脳しんとうを起こした。その後は故障者リザーブ(IR)入りし、残りの試合をすべて欠場している。
ローレンスは2022年シーズンに、当時ヘッドコーチを務めていたダグ・ペダーソンと攻撃コーディネーターを務めていたプレス・テイラーの下で、初めてかつ唯一のプロボウル選出を果たした。その過程で、ローレンスはポストシーズンでのロサンゼルス・チャージャーズ戦でジャガーズを劇的な逆転勝利に導いている(その後、ディビジョナルラウンドでカンザスシティ・チーフスに敗北)。しかし、ローレンスは成長を続けることができず、ジャガーズは過去2シーズンでいずれもプレーオフ進出を逃してきた。
ジャガーズはユディンスキーOCが新体制下でローレンスの成績を立て直す一役を担ってくれることを期待している。ローレンスを司令塔に据えることに興奮していると語ったユディンスキーOCは、ローレンスについて次のようにコメントした。
「際立っている点がたくさんある。もう一度言うが、フィジカル面の才能は一目で分かる。私が最もワクワクしているのは、関係を構築し始めた彼のことだ。すでに言ったように、クオーターバックというポジションを担うのは1人の人間だからね。後ろに立って狭いポケットの中で立ち回り、ヒットを受けたり逃げたりしながら、ハドル内の10人の仲間や、ディフェンス側の11人と向き合って瞬時に決断しなければならないのは1人の人間なんだ」
「これから毎日向き合うことになる人は、私にとってものすごくエキサイティングな存在だ。もしここで、誰かに全力を注ぐためにできる限り多くの時間を費やすのであれば、彼こそ時間を費やしたいと思う人だ」
ユディンスキーOCとローレンスには、オフシーズン中に連携を深める時間が十分にあるはずだが、ジャガーズは現時点で、新たな攻撃コーディネーターが2024年に4勝13敗だったチームを立て直す決意を固めていることを知り、安心することができるだろう。
【RA】