ケビン・パトゥーロがケレン・ムーアの後任としてイーグルスのOCに昇格
2025年02月20日(木) 11:02
フィラデルフィア・イーグルスが前攻撃コーディネーター(OC)ケレン・ムーアの後任をチーム内部で見つけた。
現地19日(水)、イーグルスがパスゲームコーディネーター兼アソシエイトヘッドコーチのケビン・パトゥーロを攻撃コーディネーターに昇格させると発表した。
2021年にパスゲームコーディネーターとしてイーグルスに加入したパトゥーロは、2023年からアソシエイトヘッドコーチも兼任している。
『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポート、マイク・ガラフォロ、トム・ペリセロが報じたところによると、マイアミ・ドルフィンズのオフェンシブアシスタントであるパークス・フレイジャーが、パトゥーロの後任としてパスゲームコーディネーターに就任する見込みだという。この動きにより、フレイジャーは2018年から2020年までインディアナポリス・コルツで共に仕事をしていたイーグルスのヘッドコーチ(HC)ニック・シリアニと再会することになる。
43歳のパトゥーロがシリアニと一緒に仕事をするようになったのも、フィラデルフィアに移るより前のことだ。2人はコルツで3年間共に過ごしており、当時のシリアニはフランク・ライクの下で攻撃コーディネーター(OC)を務めていた。パトゥーロは2018年にワイドレシーバー(WR)コーチとしてコルツに加入した後、パスゲームスペシャリストの役割に就いた。
パトゥーロの在籍中、イーグルスでは何度もコーディネーターの交代を経験している。そして、パトゥーロの起用により、シリアニは1970年の合併以降で初めて、1つのチームで、4シーズンで4人の異なる攻撃コーディネーター(暫定コーチを除く)を擁するヘッドコーチとなる。シェーン・スタイケンがコルツのヘッドコーチに就任した後、2023年にブライアン・ジョンソンのもとで苦戦し、2024年にムーア(現在はニューオーリンズ・セインツのヘッドコーチに就任)と共にスーパーボウル制覇を成し遂げるまで、イーグルスは次々と変化に対応してきた。今後はパトゥーロがオフェンスに独自のスタイルを刻み込むチャンスを得る。
ロースターやスタッフに対する深い理解は、ジェイレン・ハーツが先発クオーターバック(QB)になってから一連のサイクルを経てきたオフェンスにとって、ある程度の継続性を保つ助けになるはずだ。
【RA】