あと1シーズンの現役続行を望むCBスレイ、イーグルス残留かライオンズ復帰を希望
2025年02月21日(金) 11:55
フィラデルフィア・イーグルスのスーパーボウル優勝を支えたコーナーバック(CB)ダリウス・スレイは、このオフシーズンにチームから放出される可能性があることを自覚している。
イーグルスは、ディフェンシブタックル(DT)ミルトン・ウィリアムズやアウトサイドラインバッカー(OLB)ジョシュ・スウェット、ラインバッカー(LB)ザック・バウンといった主力選手がフリーエージェント(FA)市場に出る中で、サラリーキャップの余裕を確保する必要がある。
スレイは“St. Brown Podcast(セント・ブラウン・ポッドキャスト)”に出演した際、あと1シーズンはプレーするつもりだと明言。その上で、契約最終年をイーグルスで迎えたいと考えているものの、ビジネス面の判断次第ではそれが叶わない可能性もあることを認識していると語った。
「契約はあと1年残っているけど、どうなるかは分からない」とスレイ。
「チームがどう判断するか次第だ。もしかしたら再契約できるかもしれないし、そうでないかもしれない。でも、あと1年は確実にプレーするつもりだ」
34歳のスレイの言う通り、イーグルスが契約を再構築し、サラリーキャップの負担を軽減することで放出を回避する可能性もある。すでにクインヨン・ミッチェルとクーパー・デジャンというルーキーCBが台頭している状況を考えれば、チームとしてはセカンダリーのベテラン選手に割く資金を抑え、フロントセブンの補強に回す選択肢もあり得る。
番組内では、デトロイト・ライオンズのワイドレシーバー(WR)アモン-ラ・セント・ブラウンがスレイに対し、かつての所属チームであるライオンズについてどう思うかを尋ねた。スレイは7シーズンをデトロイトで過ごしたが、当時のヘッドコーチ(HC)マット・パトリシアとの確執が原因で2020年にトレードでイーグルスへ移籍している。
「つまり、ライオンズに戻るのもアリってことか?」と、セントブラウンは勧誘するように問いかけた。
スレイは笑いながら、イーグルスに残ることが第一希望だが、移籍を余儀なくされた場合、ライオンズに戻ることが次の選択肢だと語った。
「なるようになればそうなるし、ならなければそうならない」とスレイは話している。
「間違いなく、俺がプレーしたい場所はフィリーかデトロイト。常にこの2つが本命だ」
このオフシーズンにライオンズではCBカールトン・デービスがFAとなり、2024年のドラフト2巡目指名のCBエニス・ラックストローJr.は昨季にわずか46スナップの出場にとどまっている。チームはテリオン・アーノルドと並ぶ経験豊富なCBの補強が必要な状況と言えるだろう。
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