WRディッグスの復帰は「十分にあり得る」とテキサンズGMカセリオ
2025年02月21日(金) 11:59
ワイドレシーバー(WR)ステフォン・ディッグスは10月下旬にACL(前十字靭帯/ぜんじゅうじじんたい)を断裂し、ヒューストン・テキサンズでの2024年シーズンはわずか8試合で幕を閉じた。
現地19日(水)、“SportsRadio 610(スポーツラジオ610)”に出演したテキサンズのジェネラルマネジャー(GM)ニック・カセリオは、ディッグスが2025年に復帰する可能性について「十分にあり得る」と語った。
『Houston Chronicle(ヒューストン・クロニクル)』によれば、カセリオは「ステフ本人や代理人とは良好な関係を築いている」と述べたという。
「ステフがチームにいてくれたことは素晴らしかった。だから、その扉は開かれている。来季の復帰に関心を示している選手は何人もいる。われわれはあらゆる可能性を検討し、常に柔軟な姿勢で臨むつもりだ」
昨年のオフシーズンにテキサンズはバッファロー・ビルズにドラフト5巡目および6巡目指名権を譲渡し、ディッグスをトレードで獲得。その後、ディッグスは契約の残り3年分を破棄する形で合意し、2025年にフリーエージェント(FA)となる道を選んだ。
31歳のディッグスは、FA市場でトップクラスのWRと見なされているものの、負傷の影響に加え、年齢や成績の低下を考慮すると、獲得に乗り出すチームは限られる可能性がある。1年契約を結び、プロボウルレベルの実力を取り戻したことを証明した上で、2026年に改めて市場に出るという選択肢もあるだろう。しかしながら、WRを必要とするチームが多いことから、ディッグスの市場価値が高騰し、テキサンズにとって再契約が難しくなる可能性もある。
さらに、昨シーズン終盤にはWRタンク・デルも膝の重傷を負い、2025年シーズンの出場が不透明な状況にあるため、テキサンズがWRニコ・コリンズと並ぶレシーバーを必要としていることは確かだ。ディグスとの再契約を模索するのか、それともドラフトで若いWRを獲得するのか、チームは選択を迫られている。オフシーズンにおけるチームの最優先課題は、クオーターバック(QB)C.J.ストラウドを守るオフェンシブラインの強化だが、WRの補強も欠かせない。その中で、新攻撃コーディネーター(OC)のニック・ケイリーがディッグスを自身のスキームに適した選手と判断するかが、今後のカギとなりそうだ。
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