ラムズがQBスタッフォードに他チームとの接触を許可
2025年02月23日(日) 08:34
現地22日(土)、ロサンゼルス・ラムズがクオーターバック(QB)マシュー・スタッフォードとその代理人に、自身の市場価値について他チームと話す許可を与えたと『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートとトム・ペリセロが報じた。
これにより、ラムズとスタッフォードは彼の価値をよりよく理解できるようになると、ラポポートはつけ加えている。
『Over The Cap(オーバー・ザ・キャップ)』によると、スタッフォードの2025年におけるキャップナンバーは4,960万ドル(約74億0,156万円)だが、ラムズはスタッフォードを6月1日(日)以降にトレードすれば2,700万ドル(約40億2,908万円)、カットすれば2,300万ドル(約34億3,218万円)を節約できるという。
37歳のスタッフォードは2025年シーズンもプレーするつもりだと積極的に語ってきたが、どのチームでプレーするのかという点については答えが出ていなかった。
現在はスタッフォードが他チームのユニフォームを着る可能性がある。
2024年シーズン開幕前、スタッフォードはラムズと契約を調整することで合意した。そして、レギュラーシーズンに16試合に出場し、3,762ヤード、タッチダウン20回、インターセプト8回を記録。その活躍により、ラムズは10勝7敗の成績を収め、NFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)西地区のタイトルを獲得した。ラムズはプレーオフでも存在感を示し、ワイルドカードラウンドでミネソタ・バイキングスを撃破。しかし、ディビジョナルラウンドでは雪の影響もあり、最終的に第59回スーパーボウルを制したフィラデルフィア・イーグルスに敗れた。
ラムズでは、スタッフォードが残留するかどうかにかかわらず、フリーエージェント(FA)や2025年NFLドラフトを通じてQB陣の強化が必要となるだろう。ラムズは4月に実施されるドラフトで全体26位の指名権を持っており、バックアップQBジミー・ガロポロはフリーエージェントとなる予定だ。3番手QBステットソン・ベネットは2023年にジョージア大学からドラフト指名されて以来、まだレギュラーシーズンの試合に出場したことがない。
ラムズとスタッフォードが近い将来にその関係に終止符を打つ場合、スタッフォードは4年間にわたるラムズでの在籍期間を1万4,700パスヤード、タッチダウン95回、インターセプト44回、QBレーティング95.2、34勝23敗という成績で締めくくることになる。スタッフォードはその過程で第56回スーパーボウル制覇を経験し、2023年にはプロボウルに選出された。
【RA】