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重要なオフシーズンを前に「俺の限界はこんなもんじゃない」と語るジャイアンツLBティボドー

2025年02月23日(日) 09:56


ニューヨーク・ジャイアンツのケイヴォン・ティボドー【AP Photo/Chris Szagola】

ニューヨーク・ジャイアンツのラインバッカー(LB)ケイヴォン・ティボドーは、チーム全体と同様に厳しい2024年シーズンを過ごした。

キャリア2年目に11.5回のサックを記録したティボドーだが、手首のケガで5試合の欠場を余儀なくされ、3勝14敗という不本意な成績で終えた2024年シーズンのサック数は、前年より6回も少なかった。

ジャイアンツの勝利数は、ティボドーのルーキーシーズンに9勝7敗1分の成績を残して驚きのプレーオフ進出を果たしてから3つずつ減少している。この成績の低下は、チーム首脳陣が状況を好転させ、ティボドーが調子を取り戻すための重要な時期であることを示していると言えよう。

『New York Post(ニューヨーク・ポスト)』のポール・シュワルツによると、ティボドーは最近、「自分にできる最善のことは、山を登り続けることだけだ。決して失望しているわけじゃないし、悲しんでいるわけでもない。ただただ一連の機会に対してものすごく意欲的なだけ。与えられた機会を最大限に活用できるだけの明晰さと理解力を持っていたいと思っている」と話したという。

ジャイアンツが立て直しを図る上で重要な要素の1つはティボドーの将来に関わっている。

2022年NFLドラフト1巡目指名を受けたティボドーは現在、5年目オプションを行使される資格を持っており、その額は1,650万ドル(約24億6,221万円)と予想されている。

ジャイアンツがオプションを行使する場合、現地5月1日(木)までに実現させなければならない。長期契約を結ぶ、あるいはオプションを行使しないことでティボドーに実力を証明するための1年を過ごさせる、という選択肢がジャイアンツには残されている状態だ。

何が起ころうと、自分をドラフトしたチームのために貢献し続けることをうれしく思っているティボドーは、次のようにコメントしている。

「ものすごくワクワクしている。ジャイアンツが大好きだ。もちろん、ここに残れることを願っている。将来は彼らの手に委ねられているけど、ものすごく楽しみにしている。これまでそれなりに良いプレーを見せてきたと思っている。それを自己最高のプレーだとも最悪のプレーだとも言わない。でも、俺の限界はこんなもんじゃないって分かっている。今年がすごく楽しみだし、何が起こっても、全力を尽くしてゴールドジャケット獲得とスーパーボウル制覇というメンタリティを持ち続けるだけだ」

ティボドーは週ごとに支配的な存在になる可能性を見せてきたが、まだその限界には達していない。

2024年シーズンはLBブライアン・バーンズとタッグを組んだこともあり、キャリア2年目に10回以上のサックを記録したティボドーがすぐにNFLトップクラスのパスラッシャーに仲間入りする可能性があると考えられていたが、前年度のサック数はティボドーがすぐにそうなることを示していたわけではなかった。

ティボドーが11.5回のサックを記録したシーズンのプレッシャー率(9.2%)はキャリア最低の数字だった。『Next Gen Stats(ネクスト・ジェン・スタッツ)』によると、ティボドーのプレッシャー率はルーキーシーズンが12.2%、3年目が12.6%だったという。また、『Pro Football Focus(プロフットボール・フォーカス)』によるパスラッシンググレードも2023年は62.9と、前年の67.9、翌年の72.0と比較して最低の数値だった。昨シーズンのプレッシャー数(42回)は2023年シーズンと比べて4回少なかったが、それは出場した試合数が5試合少ない中での結果だった。

つまり、シーズン中盤に負傷し、以前ほど頻繁に相手クオーターバック(QB)にプレッシャーをかけることはできなかったものの、ティボドーはパスラッシャーとして3年間で成長を続けていたということだ。

ティボドーはまだ次のレベルへと大きく飛躍していないだけだと言える。前述した2024年シーズンのプレッシャー率はキャリア最高の数字だったが、100回以上のパスラッシングスナップに参加した守備選手の中では53位だった。また、ティボドーのパスラッシュグレードはエッジラッシャーの中で35位となっている。

ティボドーが大きな飛躍を遂げるかどうかの予測は、ジャイアンツが今オフシーズンおよびそれ以降にティボドーの契約にどう対処するかに大きな影響を与えるだろう。

自身のパフォーマンスをどれほど高められるかについて、ティボドーは常に自信を持っている。否定的な意見はさておき、ティボドーの将来は現在、ジャイアンツのジェネラルマネジャー(GM)ジョー・シェーンの手に委ねられている。

「ファンが采配を振るうわけじゃない。GMが俺の価値を認めてくれることを願っている」とティボドーは語った。

【RA】