DTオデギズーワとの再契約の可能性について語るカウボーイズHCショッテンハイマー
2025年03月02日(日) 10:37
ダラス・カウボーイズは2025年のオフシーズンに主力選手に支出が偏りすぎている現状を見直す可能性があることを示唆していた。しかし、彼らは早速、チームの選手をとどめるために大金を費やすことになるかもしれない。
ヘッドコーチ(HC)ブライアン・ショッテンハイマーは現地2月27日(木)にNFLスカウティングコンバインの場で、フリーエージェント(FA)になる予定のディフェンシブタックル(DT)オーサ・オデギズーワとの契約に向けて進展しているとの報道について質問を受けた。
チーム公式サイトによると、ショッテンハイマーHCは「多くの話し合いが進行中だと思う。もちろん、オーサは私たちのために素晴らしい仕事をしてくれた。彼は素晴らしい若手選手で、あらゆることを正しく遂行するし、話し合いを続けているところだ。実際に終えるまでは終わったとは言えないが、彼は私たちがぜひ呼び戻したいと思っている選手だ」と述べたという。
『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートは木曜日に、両者は“特に合意に近づいているわけではないものの、何とかしてこの問題を解決しようと努力している”と報じた。
オデギズーワは3月12日(水)のフリーエージェント(FA)開始時に最も注目される選手の1人になるだろう。フィラデルフィア・イーグルスのミルトン・ウィリアムズとともに、オデギズーワは手薄なディフェンシブタックル市場においてトップクラスの選手として位置付けられている。そのポジションと才能を考慮し、どちらの選手も1シーズンあたり2,000万ドル(約30億1,238万円)以上の契約を結ぶと予測されている。
カウボーイズ取締役副社長のスティーブン・ジョーンズは先週、チームは今オフシーズンに“選択的に攻撃的な”姿勢で臨むことになると指摘していた。ラインバッカー(LB)マイカ・パーソンズとの大型契約がまだまとまっていない中でオデギズーワとの契約を成立させることは、まさにその例に当たるだろう。
オデギズーワがフリーエージェントとして退団することを許せば、カウボーイズは深刻な戦力不足に陥ることになる。実質的に、すでに頼りないカウボーイズのディフェンシブラインにはマジー・スミスだけが残り、他には有力な選手がほとんどいない状態になるだろう。
「その点を見てみると、まずは自分たちのロースターを見たくなるものだ。そこで、誰を呼び戻せるのか、自分たちがやろうとしていることの要となる選手は誰なのかを考えることになる」と語ったショッテンハイマーHCは「私は才能のある人材の獲得、つまり内部の選手であれ、外部の選手であれ、何であれ、選手を追加することが重要だと信じている」と続けた。
26歳のオデギズーワはどのような状況でも生産性を発揮できることを証明しており、その才能と成績、年齢の組み合わせが高く評価されている。問題は、その評価がカウボーイズによって行われるのか、それとも他チームによって行われるのかということだ。
【RA】