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カーディナルス残留のLBブローイング、「彼女が10点満点なら他の子と遊ぶ必要はない」

2025年03月14日(金) 13:21


デンバー・ブロンコスのバーロン・ブローイング【Nicole Pennetta/Denver Broncos via AP】

アリゾナ・カーディナルスのラインバッカー(LB)バーロン・ブローイングは、フリーエージェント市場に出る選択肢を手放し、交渉解禁の数日前にチームと新たに2年契約を結んだ。

26歳のブローイングにとって、現状に満足している以上、移籍する理由はなかった。

ブローイングはカーディナルス残留の理由について、「彼女が10点満点なら、他の子と遊ぶ必要なんてないだろ?」とポッドキャスト『Cardinals Cover 2(カーディナルス・カバー2)』でユーモラスに説明した。

ブローイングは2年総額1,500万ドル(約22億2,300万円)、最大で1,900万ドル(約28億1,580万円)に達する可能性がある契約に合意。成長途上のブローイングは今後ブレイクする可能性を秘めているものの、これまではケガの影響で思うように力を発揮できていない。今後は安定した活躍が求められる中、今回の契約はそんなブローイングの現状を反映した内容と言えよう。

2021年にデンバー・ブロンコスから3巡目で指名されたブローイングは、昨シーズン序盤に足の負傷で戦列を離れ、その後ローテーションから外れたことで、シーズン途中にヘッドコーチ(HC)ジョナサン・ギャノンHC率いるカーディナルスにトレードされた。『Next Gen Stats(ネクスト・ジェン・スタッツ)』によると、シーズン第10週から第18週の間に記録したQBプレッシャー率は15.9%で、この期間に最低100回のパスラッシュを記録したエッジラッシャーの中で14位にランクインしている。

「カーディナルスは俺に自由にプレーさせてくれる。選手として、スピード感を持ってプレーできることはすごく重要だ」とブローイングは述べている。

昨年は人数を増やしてプレッシャーをかける必要があったカーディナルスは、このオフシーズンにブローイングを残留させ、さらにアウトサイドラインバッカー(OLB)ジョシュ・スウェットとも大型契約を結んだ。これにより、ギャノンHCと守備コーディネーター(DC)ニック・ラリスは、より強力な武器を手に入れたことになる。それでも、カーディナルスがドラフトでさらなるディフェンス強化を図る可能性は十分にあるだろう。

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