QBジャクソンやRBヘンリーと共に「多くの試合で勝つために十分な」タッチダウン数を記録したいとWRホプキンス
2025年03月16日(日) 11:01
1回でも2回でも3回でもなく、ボルティモア・レイブンズが目指す場所に到達するために必要なタッチダウン数を記録する。
それが、レイブンズに加入したワイドレシーバー(WR)ディアンドレ・ホプキンスが新チームメイトのクオーターバック(QB)ラマー・ジャクソンやランニングバック(RB)デリック・ヘンリーと共に目指していることだ。
今オフシーズンにレイブンズと契約したことで、2020年にジャクソンやヘンリーと一緒に撮った写真を添えて「このトリオは合計で何回のタッチダウンを記録するだろう?」とソーシャルメディアに投稿していたホプキンスは、その問いに答える機会を得ている。
現地14日(金)に入団記者会見に臨んだホプキンスは、同じ質問を投げかけられた際に具体的な数字を挙げることを避けた。
チーム公式記録によれば、ホプキンスは「多くの試合で勝って、勝つべき試合で勝つために十分な回数を記録できたらいいなと思う。具体的な数字は言わないけど、たくさん決めたいと思っている」と話したという。
「このトリオは合計で何回のタッチダウンを記録するだろう?」
How many TD’s would this trio total? pic.twitter.com/GbSzVA5ihi
— Deandre Hopkins (@DeAndreHopkins) February 2, 2020
昨シーズンの結果が何らかの指標となるのであれば、この3人はかなりの得点を稼ぐ可能性がある。
ジャクソンがパスで41回、ランで4回のタッチダウンを記録した中で、ヘンリーはレイブンズでの1年目に2回のタッチダウンレシーブをマークし、タッチダウンラン数でリーグトップに立った。ホプキンスはテネシー・タイタンズとカンザスシティ・チーフスで合計5回のタッチダウンレシーブを記録したが、その数は2017年以降で2番目に少なかった。
昨季はホプキンスにとって全体的に不調なシーズンとなり、レシーブヤードもキャリアで2番目に少ない610ヤードにとどまっている。
精彩を欠いていた上に、6月に33歳の誕生日を迎えるにもかかわらず、ホプキンスは現時点で自分にどれほど余力があるかについてまったく心配していない。
ホプキンスは「正直、1日ごとに考えている」とコメント。
「俺は考えたこともないし、楽しみにしたこともないけど、みんなが“体が限界を迎えたときは分かるものだよ”と言ってくる。まだ限界は来ていないし、それが近づいている気もしていない。どうなるかは誰にも分からない」
ホプキンスを擁護すると、彼がヘンリーと共に所属していたタイタンズで1,000ヤード超えを達成してからわずか1年しか経っていない。
ヘンリーはホプキンスがレイブンズとの契約をすんなり決断した多くの要因の1つであり、その中には全体的なチーム文化も含まれていた。
「デリックとは1年中話しているし、あいつは俺の親友の1人だ」と語ったホプキンスは「正直なヤツだし、俺にとってはいろんな要素があった。ヘッドコーチ(HC)を筆頭に、みんなが仲間として競い合っているし、この組織やチームは俺にぴったりだと感じている」と続けた。
しかし、キャリア序盤にヒューストン・テキサンズでチームのクオーターバックのパフォーマンスが期待外れだったことから苦労して実績を積み上げてきたホプキンスにとって、最大の魅力はジャクソンの存在だっただろう。
チーフスからレイブンズに移籍したことで、ホプキンスはMVPに2度輝いたQBパトリック・マホームズからパスを受ける立場から、同じくMVPに2度輝いたジャクソンのためにルートを走る立場になった。
「ラマーがこのチームのリーダーであることは、俺がここに来た理由の1つだ」とホプキンスは明かしている。
「彼が何を象徴しているか、どうやってこのチームを率い、この組織を何年もプレーオフに導いてきたのか、ここに来てからレシーバー陣をどう導いてきたのか。それが、つまり、ラマーがクオーターバックであることが、ここに来ることを決めた大きな要因になったのは確かだ」
全盛期を過ぎたとはいえ、ホプキンスはジャクソンのパスキャッチャー陣で確実なキャッチ力を発揮し、鋭いルートランナーとなるだろう。ホプキンスがゼイ・フラワーズやラショッド・ベイトマンと連携することで、レイブンズのWR陣は非常に多才になる。さらに、マーク・アンドリュースやアイザイア・ライクリーで構成されるタイトエンド(TE)コンビやヘンリーが率いるRB陣によって、その仕事は容易なものとなるだろう。
ジャクソンを筆頭に2024年にトータルオフェンスで1位に輝いたレイブンズは、2025年にさらなる飛躍を遂げると見られている。
「カンザスシティに戻らないことが分かってから、リストを作ったんだけど、レイブンズは俺のリストで最初のチームだった」とホプキンスは語った。
第一希望のチームに加入したホプキンスの現在の目標は、レイブンズがついにシーズン終了時にリーグの頂点に立てるようにすることだ。
【RA】