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イーグルスRTジョンソンが2027年までの契約延長に合意、追加で約45億円の保証金を得ることに

2025年03月18日(火) 10:22


フィラデルフィア・イーグルスのレイン・ジョンソン【Denis Kennedy via AP】

ライトタックル(RT)レイン・ジョンソンはフィラデルフィア・イーグルスと契約中の選手の中で最も在籍期間が長い選手となっている。

ジョンソンは引退が近いわけでもない。イーグルスは現地17日(月)に、ジョンソンが1年の契約延長に合意し、2027年シーズン末までチームにとどまることになったと発表した。

ジョンソンの契約延長は金銭的な理由によるものだ。ジョンソンは次の2年間で800万ドル(約11億9,538万円)を受け取る上に、3,000万ドル(約44億8,266万円)の保証金を得るため、次の2シーズンで総額4,800万ドル(約71億7,226万円)を稼ぐことになると、『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが報じている。ラポポートによれば、4,800万ドルのうち4,000万ドル(約59億7,728万円)が保証されるとのこと。

タックルとしてプレーすることで生じるケガや身体的な負担を乗り越え、フランチャイズ史上最も偉大なオフェンシブラインマンの1人として自らの地位を確立してきたジョンソンは、間違いなくその金額に見合う活躍を見せてきた。

プロボウルに6回、オールプロに2回選出された経歴を持つジョンソンは、2024年にNFL屈指のオフェンシブラインの一員としてクオーターバック(QB)ジェイレン・ハーツを守り、ランニングバック(RB)セイクワン・バークリーが走るための道を作ったことで、キャリアで2度目のスーパーボウル制覇を成し遂げた。2024年シーズンに『Pro Football Focus(プロフットボール・フォーカス)』による総合グレードで、全タックルの中で7位につけたジョンソンは、5月初旬に35歳の誕生日を迎えるにもかかわらず、現在も衰えを見せる気配はない。

元センター(C)ジェイソン・ケルシーが2023年シーズン終了後に引退した後、ジョンソンはベテランのリーダーとしてチームに残っている。ジョンソンは新たなメンバーとしてかつてドラフト1巡目指名を受けたガード(G)マカイ・ベクトンを迎え入れ、ベクトンが新しいポジションに適応し、シーズンを通して相手フロントを圧倒するユニットに溶け込めるよう手助けした。そして、イーグルスのオフェンシブラインはバークリーが2,000ランヤードを達成するのを後押ししている。

ジョンソンとイーグルスは最も大きな舞台でも輝きを放った。イーグルス攻撃陣はカンザスシティ・チーフスに圧勝した第59回スーパーボウルでトータル345ヤードを獲得している。

スーパーボウル制覇よりもうれしいことは、2つ目のリングを獲得してから1カ月半後に新たな契約を手に入れることくらいだろう。

今後も仕事の成果を享受しながらラインの右サイドを守り続ける見込みのジョンソンは、キャリアをイーグルスで終える可能性が高く、引退後はカントンで殿堂入りを果たすと見られている。

【RA】