LBパーソンズとの契約交渉について話すカウボーイズHCショッテンハイマー、「彼は良い状態にあると思う」
2025年03月31日(月) 08:52
ダラス・カウボーイズはフリーエージェント(FA)期間に忙しく動き回っていたが、最も重要な課題の1つをクリアすることができていない。それは、ラインバッカー(LB)マイカ・パーソンズとの契約延長を実現させることだ。
ヘッドコーチ(HC)ブライアン・ショッテンハイマーはカウボーイズがプロボウルに4回選出された経歴を持つパスラッシャーのパーソンズとの契約を成立させられると今も信じている。
現地30日(日)、ショッテンハイマーHCは年次リーグミーティングの場で『NFL Network(NFLネットワーク)』のトム・ペリセロに対して「マイカはそこにいるつもりだとずっと話している。繰り返しになるが、これはビジネスだろう? 契約には多くの要素が関わってくる」と話し、こう続けた。
「どの交渉にも2つの立場がある。私たちの立場だけではなく、マイカの立場もある。特に、リーダーシップを発揮していた選手たちを何人か失った今、マイカにとってこれはステップアップする機会となる。彼はそれにワクワクしている。彼はリーダーシップを発揮する責任を担いたいと考えているんだ」
「だから、繰り返しになるが、時間はたっぷりとあるし、1日1日進めていくつもりだ。やはり、マイカとの会話はずっと良いものだったし、彼は良い状態にあると思う。これはビジネスであり、彼もそれを理解している」
これはショッテンハイマーHCが1年目のヘッドコーチとして新たに担当することになる課題だ。昨年の今頃、カウボーイズはワイドレシーバー(WR)シーディー・ラムの契約延長について話し合っていた。最終的にカウボーイズは2024年シーズン開幕前にラムと4年1億3,600万ドル(約204億0,850万円)の契約を締結したが、それ以前にラムはOTA(チーム合同練習)を欠席しており、それがシーズン序盤のスロースタートに影響した可能性もある。
ショッテンハイマーHCはオフシーズンの話題がチームの気を散らすものにならないことを望んでいるが、近い将来、カウボーイズが契約をまとめられるという自信を持ち続けている。
「一番大事なのは、それが気を散らすものにならないようにすることだと思う」とショッテンハイマーHCは説明。
「契約は成立する。去年はザック(マーティン)だった。こういったことは増えてきているだろう。カウボーイズだけではなく、リーグ全体が対処していることだ。ホールドインでもどんな呼び方でもいいのだが、それが気を散らすものにならないようにしないと。彼らはプロのアスリートだ。契約は成立するだろう。もちろん、できるだけ早く契約が成立することが望ましいが、どの交渉にも2つの立場がある。戻ってきたときに私たちが話しているようなタイプの選手であれば、プレーする準備はできているはずだ」
2021年NFLドラフト全体12位で指名されて以来、パーソンズはリーグ屈指のパスラッシャーとしてその能力を発揮してきた。パーソンズは4シーズンでオールプロのファーストチームに2回選出されており、最近ではチームのオフシーズン計画や新しい守備スキームの習得、ディフェンシブエンド(DE)デマーカス・ローレンスの退団に伴ってリーダーシップの役割を引き継ぐことについて積極的に発言している。
ショッテンハイマーHCはカウボーイズが双方にとって有益な契約を早急にまとめることを期待している。
パーソンズが2025年にカウボーイズにいない可能性について尋ねられたショッテンハイマーHCは「そうなるとは思わない。彼はエリート選手だ。私たちは彼がカウボーイズのユニフォームを着て、長きにわたって相手オフェンスに混乱を引き起こすことができる選手だと考えている」と答えた。
【RA】