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契約交渉に関するベンガルズ幹部の発言は「残念だった」とDEヘンドリックソン

2025年04月03日(木) 11:11


シンシナティ・ベンガルズのトレイ・ヘンドリックソン【AP Photo/Emilee Chinn, File】

シンシナティ・ベンガルズとディフェンシブエンド(DE)トレイ・ヘンドリックソンとの間で繰り広げられている駆け引きは、メディアを通じて続けられている。

ベンガルズのケイティ・ブラックバーン上級副社長が現地1日(火)にNFLの年次リーグミーティングの場で、「満足できないと思っているものでも、ある程度の条件で満足すべきだ」と発言したことを受け、水曜日に『The Pat McAfee Show(ザ・パット・マカフィ・ショー)』に出演したヘンドリックソンは不満を表明した。

「あれはちょっと残念だった。ここ数カ月はコミュニケーションが不十分だったからね」と語ったヘンドリックソンは「俺はその部分を重視している。彼らは俺の代理人と直接コミュニケーションをとっていない。それが、ちょっと不満に思っていたことなんだけど、やっぱりこれはビジネスの一環だ。NFLでプレーできることにすごく感謝しているし、ベンガルズの一員であることにワクワクしている」と続けている。

現行契約の最終年で1,580万ドル(約23億3,485万円)を受け取る予定のヘンドリックソンは、数シーズンにわたり、契約問題に対処するとチームから約束されていたと明かしている。それには、長期契約で将来を保証することも含まれていたが、ベンガルズはまだそれを実現していない。

「契約に残された1年を過ごすこと・・・それについてはすぐに話せるはずだ」とヘンドリックソンはコメント。

「去年と一昨年は、長期契約や保証金といったことについて話していた。幸いにも代理人と一緒にミーティングに参加して、今年中に解決するという話になった。そうは言っても、去年は“試合に出て、実力に見合ったプレーをすれば、実現させる”というふうに言われていた。だから、基本的には今年、それが進められるはずなんだ。彼らはコンバインでも同じことを繰り返していたしね。つまり、その点ははっきりしているんだ。今後、自分たちの幸せを考えると・・・(ベンガルズが)俺に連絡をしてくるのは大歓迎だ。俺は高校時代からずっと同じ電話番号を使っているし、俺や代理人とのコミュニケーションはいつでもとれる状態だ。だから、話し合いたいことがあるなら、いつでも喜んで耳を傾けるつもりだ」

ヘンドリックソンは2年連続でサック17.5回を記録し、昨季はその記録でリーグトップに立った。また、ヘンドリックソンは4年連続でプロボウルに選出されている。

30歳のヘンドリックソンは、新契約に関する譲れない部分として主に契約期間と保証金を挙げた一方で、組織やヘッドコーチ(HC)ザック・テイラーとは現在も“お互いに敬意の念”を抱いていると強調した。

ヘンドリックソンは水曜日にマカフィーに対して「詳細に踏み込むつもりはないけど、包み隠さず言うと、譲れる部分とそうじゃない部分があるんだ」と話している。

「自分でコントロールできないインセンティブのためにプレーしたいとは思わない。短期契約を結んで、どうなるか見ていくような状況でプレーしたいとも思わない。妻に、ここが俺たちの住む場所だ、ここが一緒に家族を築いていく場所だと伝えたいんだ。自分がフットボールフィールドで成し遂げてきたことから来ている部分もある。それが俺のことを物語ってくれるのはいいことだ」

ヘンドリックソンはワイドレシーバー(WR)のジャマール・チェイスやティー・ヒギンズの契約延長が優先されたことを気にしているわけではないと強調。ヘンドリックソンが望んでいるのは、ベンガルズに契約締結に取り組む意思があるのかを知ることだ。

「(コミュニケーションが)不十分だったと言ったのは、それがまばらだったということだ」と語ったヘンドリックソンは次のように続けている。

「ジャマールとティーのことは尊敬しているし、彼らがキャリアで成し遂げてきた素晴らしい功績を否定したくはない。彼らが手にしたものはすべて彼らにふさわしいものだし、2人がナショナル・フットボール・リーグで成功することに疑いの余地はない。2人に対しては大きな敬意を抱いているけど、自分の状況に関して言えば、“君の番もちゃんとくるようにしているよ”といったふうに何か一言あればよかったのにと思っている。まったく問題ないけどね。俺も妻もキリストを愛する者としてできる限り謙虚であろうとしている。だから、最高額の報酬が欲しいとか最優先にしてほしいという願望はないし、できる限り忍耐強くいようと努めている」

ベンガルズは今オフシーズンにヘンドリックソンにトレード追求を許可した。この動きには、契約成立を期待しつつ、ヘンドリックソンが他チームからどのような評価を受けるのかを確認できるようにする狙いもあった。契約締結やトレードが実現していないのは、ヘンドリックソンの契約条件に応じたいと考えるチームがなかったこと、あるいはベンガルズが求めるトレード条件をのめるチームがなかったことを示唆している――もしくはその両方を意味しているのかもしれない。

今月末にOTA(チーム合同練習)が始まり、4月24日(木)には2025年NFLドラフトを控えている中、両者が公の場で発言を続けた場合、ヘンドリックソンの状況はさらに注目を集めることになりそうだ。

【RA】