ニュース

レイダースとQBジーノ・スミスが2年127億円の契約延長に合意

2025年04月04日(金) 06:38


ジーノ・スミス【Melina Pizano via AP】

スベガス・レイダースの今後数シーズンにわたるクオーターバック計画のステップ2が完了した。

『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが現地3日(木)に報じたところによると、トレードで獲得してからわずか1カ月、レイダースがクオーターバック(QB)ジーノ・スミスと2年8,550万ドル(約127億7,240万円)の契約延長に合意、保証額は6,650万ドル(約100億1,990万円)とのこと。スミスはこれで2,027年シーズンまで契約を保持することになる。

シアトル・シーホークスの先発として挑んだ最初のシーズンにキャリア復活を遂げたスミスが3年総額1億0,500万ドル(約157億9,287万円)の契約を結んだ2023年以来、2度目の大型契約延長だ。

パス成功率69.8%でNFL首位につけ、復活のシーズンとなった2022年は当時シーホークスのヘッドコーチ(HC)を務めていたピート・キャロルの指揮下にあった。

1月にキャロルをヘッドコーチとして採用したレイダースはアップグレードを求めてQB市場を精査し、3月7日にシーホークスとのトレードを成立させ、シーホークスと契約延長の合意に至っていなかった34歳のスミスを獲得した。

過去9シーズンを通してカンザスシティ・チーフスが頂点に君臨し続けるAFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)西地区で、キャロルHCとともにレイダースを再起させるにあたっては、長期的な1番手QBとして定着させるための再契約を必要としていた。

2人のこれまでの働きぶりを踏まえれば、スミスは新たな雇用主の中でそのコミットメントに十分値すると言えよう。

2022年から2023年までキャロルHC指揮下でフルタイムの先発として過ごした2シーズンで、スミスは7,906ヤードを投げて50タッチダウン、インターセプト20回を記録、いずれもプロボウルに選ばれているがキャリアを通してプロボウル選出はこの2回だけ、2022年には最優秀カムバック選手賞を授かっている。

キャロルHCがコーチングの立場というよりも上級顧問のような形で見守っていた前シーズンも十分な活躍を見せていた。

スミスはパス成功率70.4%、4,320パスヤードなど、キャリア最高をたたき出している。タッチダウン21回に対してインターセプト15回を喫し、ターンオーバーに課題を抱えたものの、そのミスの一部はスミスに十分なプレー時間を与えるのに苦戦していたオフェンスラインの後方でプレーしていたことが要因だと言える。シーホークスはリーグで3番目に多い被サック数(54回)を記録しており、PFFのオフェンスラインランキングは31位だった。

一方で、レイダースもそれほど良い成績は残せておらず、50回のサックを喫してリーグ7位タイに終わり、PFFのオフェンスラインランキングは26位だ。

レイダースはスミスへの投資が実るよう、その苦境を改善する必要がある。目下、ジャコビ・マイヤースとトレ・タッカーが率いるワイドレシーバー陣も若干の注意が必要だろう。

いずれにせよ、スミスとレイダースは2025年以降もタッグを組み続けることになった。過去20年間で2度しかプレーオフに進めていないチームを、再び偉大なるチームに戻せるかどうかに注目が集まる。

【C】