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「まだ無敗のこの時期が一番好きだ」とレイダースオーナーのデイビス

2025年04月04日(金) 11:14


ラスベガス・レイダースのマーク・デイビスオーナー【AP Photo/John Locher】

NFLのオフシーズンは、応援しているチームがスーパーボウルを制覇できるかもしれないという期待をどの都市のファンにも抱かせる。リーグ全体の入れ替わりの激しさや、毎年大幅に変化するロースターのおかげで、たとえ前年に最下位に沈んだチームでさえ、優勝争いに食い込めると思わせる環境が整っている。

ラスベガス・レイダースのオーナーであるマーク・デイビスは、今週開催されたNFL年次リーグミーティングの場で『The Athletic(ジ・アスレチック)』に対して、「毎年言っているが、まだ無敗のこの時期が一番好きだ」と冗談交じりに語った。

このオフシーズンもまた、レイダースにとっては大きな転換期となった。2025年の春には3年連続でヘッドコーチ(HC)かジェネラルマネジャー(GM)のいずれかが交代しており、今季はピート・キャロルHCとジョン・スパイテックGMの2人が指揮を執る。

「これまでの人選はうまくいかなかった。それだけのことだ」と、今までの経緯についてデイビスは述べている。

少数株主として名を連ねる元クオーターバック(QB)トム・ブレイディが組織内で重要な役割を担うようになった今、レイダースには今回こそうまくいく組み合わせを見つけたという確かな手応えがある。

チームのロースターにも大きな変化が見られた。このオフシーズン最大の動きは、QBジーノ・スミスをトレードで獲得したことだ。一方で、セーフティ(S)トレボン・モーリグ、ラインバッカー(LB)ロバート・スピレイン、コーナーバック(CB)ネイト・ホブスといった主力選手をフリーエージェント(FA)で失っている。

現在のチームには、ワイドレシーバー(WR)、ランニングバック(RB)、オフェンスタックル(OT)、ラインバッカー、コーナーバック、セーフティといった複数のポジションにおいて、依然として補強が必要な状況が続いている。

「常に競争したいとは思っている。だが、正直でなければならない。今年スーパーボウルで勝てるのかって?  わからない…でも、可能性はある」とデイビスは言う。

かつてケビン・ガーネットが言ったように、「何だって可能だ」。

【R】