スーパーボウル優勝から12年間遠ざかっているレイブンズオーナーのビスシオッティ、「今すぐ勝ちたい」
2025年04月04日(金) 11:48
ボルティモア・レイブンズは過去7シーズンで6度のプレーオフ進出を果たしているが、その先の壁を越えるには至っていない。オーナーのスティーブ・ビスシオッティは、そんな現状に終止符を打つことを切望している。
チームの公式サイトによれば、ビスシオッティはNFL年次リーグミーティングの場で「今すぐ勝ちたい。今いるメンバーと一緒に勝ちたいんだ」と語ったという。
レイブンズは過去6度のプレーオフ出場で通算3勝6敗。いずれの年も2勝以上は挙げられず、うち3回は初戦で敗退している。クオーターバック(QB)ラマー・ジャクソンはポストシーズンで苦戦を強いられており、これまでに8試合に出場して3勝5敗。パス成功率60.6%、タッチダウン10回、インターセプト7回という成績を残している。
とはいえ、2024年にキャリア最高のパス成績を記録し、MVPに2度輝いているジャクソンを擁する今こそ、レイブンズが再び頂点に立つチャンスがあるとビスコッティは信じている。チームが最後にロンバルディトロフィーを掲げてから、すでに12年が経っている。
「ラマーと共に優勝できるチャンスがある」とビスシオッティは語った。
「自分たちに何ができるかは分かっているし、勝つために努力してきたことにも誇りを持っている。それはチーム全員の功績だ。できることはすべてやってきた。毎年また一から積み上げ直さなければならないことだけがつらい。だが、この世界は生半可な覚悟ではやっていけないんだ」
「私はラマーひとりのためだけに勝ちたいと思っているわけじゃない。オフェンシブタックル(OT)ロニー・スタンリーやコーナーバック(CB)マーロン・ハンフリーのためにも勝ちたいんだ。ラマーだけで終わる話ではない。ジェネラルマネジャー(GM)のエリック・デコスタのためにも勝利をつかみたい」とビスシオッティはつけ加えている。
レイブンズはヘッドコーチ(HC)ジョン・ハーボーのもとで18年目のシーズンを迎える。新たに契約を延長したばかりのハーボーHCは、これまでプレーオフで通算13勝11敗の戦績を残しているが、就任から最初の5年間で9勝4敗を挙げたことを考えると、ここ数年はやや勢いを欠いていると言えよう。
2004年からレイブンズの筆頭オーナーを務めるビスシオッティは、NFLで毎年勝ち続けるチームを築く難しさを理解している。64歳の彼は、スーパーボウル制覇の厳しさを受け止めつつも、毎年優勝争いに絡むだけでは満足していない。
「12年間も待つのは嫌だ。ただ、オーナー仲間の中には、まだ1度も優勝を経験したことがない人たちもいる。それを思えば、自分は恵まれているとも感じている。だからこそ、焦りというのは必要なんだ。優勝への強い思いがあるからこそ、ある程度の焦燥感は健全だと思っている」
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